学力向上タイトル 「学力向上と全国学テ

千里 九「これからの学力向上の鍵は追求&探求。いかにして自分で考え、答えを出していく力があるかが問われる!全国学テAの問題は、実生活において不可欠であり常に活用できる知識・技能を求めているのだ。

全国学テ

全国学テ2

 全国学テ4

頭をつかう(写真1)

国語AB問題用紙 (写真2)

体験を思い出す(写真3)

 全国学テ4~ 全国学力・学習調査(3年) 

  19日に全国学力調査(3年)を実施しました。評価にはいらないから・・・適当でいいやとおもう九中生はいません。人として真剣にやるのが九中生のいいところです。全国学力調査は、頭で汗をかき(写真1)考える良問が多いと本校国語担当教諭も申しております。このような問題に立ち向かってこそ、学力向上が待っています。

  邯鄲の夢( かんたんのゆめ)「邯鄲」とは、中国の戦国時代の都市の名である。盧生という貧しい若者が、邯鄲で道士から不思議な枕を借りて一眠りした。ZZZ 夢の中で紆余曲折を経てめくるめく人生をおくり、どん底から立身出世を極めるという波瀾万丈な体験をし亡くなった、ところで目が覚めた。実際には、店の主人が炊いていた黄梁もまだ煮え切らないような、ごく短い間の夢にすぎなかったという・・・ここから邯鄲の夢とは、人の世の栄枯盛衰は、はかないものであることのたとえをさすようになった(故事ことわざ辞典参考)。 

 解説  1時間目は国語Aの問題である(写真2)。めくるめく人生の問題は次のページから始まります、で全国学テが始まった。手前味噌になるのだが、九中でふだんやっていることが出題されていたのである。1番の問題おすすめ本を紹介するスピーチの問題では国語科教諭はにんまり。やったである。図書館だよりや、授業でとりくんだことずばりが出題されているんだもの。おすすめ本スピーチのポイントは、構成も気にして本を読んで見ると主人公と同じ気持ちになれるよ、わくわくするよだった。ここをつかめば正解はこっちのもの。2番の問題は弓道を知ろう!パンフレットを読んで見出しを考える。身だしなみを気にする九中生なら簡単、簡単(かんたん)の夢・・・。

 5番の問題は、職場体験学習での電話のかけ方についての出題。去年おこなった職場体験学習を思い出せばやったな、この問題である(写真3)。川村さんが、幼稚園へ電話をする。1番の1 川村さん《    》園長「はい、少しの間なら大丈夫です」電話を受けた相手のことを考えればここに《     》一言何を入れるか。実際に話すように書きなさい。という問いである。「今少し、お時間をくださればありがたき幸せ」でも○をいただけるかも知れないが、ここは「ただいまお時間よろしおすか。」だろう。(正解:今お時間ありますか。)

 人として当然の気配りが出来れば問題ない問題だった。7番もそうだ。国際交流に関する問題でボレルを迎えた3年生にとっては言わずもがなの問題だろう。和太鼓を演奏するか、折り紙を教えるか。ボレルの皆さんには和太鼓を披露し、昼休みには折り紙も教えた九中生である。相手の立場を尊重し、推(お)し量(はか)れば、正解にたどりつく。体験が生きる。B問題に関してもそれはいえる。1番 いきなりなちらし(写真左上)に圧倒されるが、ひるむ必要はまったくない。・・・。

 ふだんの生活で、追求し探求しものごとを考える人が正解の楕円にたどりつける。・・・文章量の多さに途中であきらめ楕円を黒く塗りつぶせなかった人、自分に負けちゃダメ。全国学テは、今求められている力を試す問題、テクニックだけでは通用しない出題が多い。できた、できた。で楕円は全部黒く塗った。でも目が覚めたら感嘆(かんたん)の夢・・・あーああ。ぜんぜん塗れてなかったなということにならぬよう普段の授業の中で、じっくり頭を使いましょう。

追求&探求、自分の力を向上させてくれます。