科学の本大集合! 科学の本第集合   あら?不思議!

図書館!現在の特集 (写真1)

 図書館!科学を好きになって(写真2)

今どきの理科の授業(写真3)

 ~ ~ 雨の日は図書館にかぎる!  

 ある雨の日の図書館です。今月の図書館は、前の廊下では「ノートの活用術」、館内では「科学の本大集合!(写真1,2)」「こんな仕事がしてみたい」というテーマで本を展示しています。力と運動

 ある”雨の日”の図書館

 昼休み、図書館のカウンター前にはいつもより長~い行列が続いた。司書の先生やら図書委員が必死で対応する。ふー。一段落した後、カウンター当番の図書委員さんたちと司書の先生が会話を交わしていた。「今日はどうしてこんなに人が多いのかな?」「天気が悪くて、外で遊べないからじゃないですか?」「もしかして今朝の全校朝礼で、校長先生が図書館のお話をされたせい?」「図書館だよりの6月号が配られたから?」雨の日は図書館にかぎる。

 司書の先生 どれも正解のような気がします。雨の日の図書館は、だいたい繁盛しています(笑)そして、貸出統計を見ると、いつもは読み物(9類)の貸出が圧倒的に多いのですが、この日はそれ以外の地理・歴史や自然科学の本もいつもよりたくさん借りられています。校長先生の「小説以外の本棚にも目を向けてみよう」というメッセージが影響している可能性が大きいです。

 また、図書館便りで紹介した「新刊コーナー」の本がどんどん借りられていきました。毎月「どう書けば本の魅力を伝えられるかなぁ」と悩みながら作成している図書館便りです。「ちゃんと読んでくれたんだ」とわかると、とてもうれしいです。今月の図書館は、前の廊下では「ノートの活用術」、館内では「科学の本大集合!」「こんな仕事がしてみたい」というテーマで本を(点字・天智・展示)しています。ぜひ、手に取ってぱらぱらと中を見て、興味が湧いたら読んでみてくださいね。きっと新しい世界と出会って、視野が広がりますよ。

 今どきの”3年生”理科の授業

 図書館内では「科学の本大集合!」しているが、授業で「理科を好きな人大集合」とはなりにくい。どうも中学校から理科嫌いは増え特に女子で多くなる傾向がある。やっぱり理科が苦手な人は多いのかもしれない。中学校理科を好きになる生徒は、実験や観察が「好き」だという。そこで教科担当者は理科に興味を持ってもらうべく授業に工夫を凝らす。

 ある3年生のクラスである。ふー。ふー。教科担当者は風船を膨らましていた(写真左上)。この風船を使って物体に力がはたらかない時の運動を再現しようとしているであった。”等速直線運動”の実験だ。教科書P165「物体に力がはたらかない時、物体の運動はどのようになるのだろうか。」文字を追うよりここは百聞は一見に如かず!動きを実感するほうがわかる。記憶に残る。授業で用意したものは、風船、アクリル板、ドライアイス、糸、であった。アクリル板の上に先程ふーふーした風船を置く。糸で押す。あららら。動きだした。止まらない。ちょっとの力で風船が等速に動く(写真3)。生徒は風船の動きを目で追い続けた。科学に目を向ける授業が始まった。

担当者「 止まっている物体は止まり続け、動いている物体は等速直線運動を続ける(慣性の法則)を理解してほしいと、この実験をおこなっています。」

科学の本大集合中。 図書館にて実施中。