学力向上タイトル 「礼儀にはどのような意味があるのだろう?

千里 九「先生一人ではどれだけ努力してもいい授業はできません。生徒が応えてくれることで成立します。」

 道徳 まとめ

道徳 導入  

 道徳 展開

道徳:本時の目標(写真1)

道徳:導入 造園業(写真2)

道徳:礼儀について思考(写真3)

 中学校では2019(平成31)年度から”道徳”は教科となっています。ただ知識を覚えさせるだけでなく、問題解決的な学習や体験的な学習を取り入れ、知識をもとに考えるのです(参考:文科省ホームページ)。九中生の「ひかるとき」を探します。しかし、コロナ禍の下では問題解決的な学習が難しいところもあります。11月某日2年生では、「秀さんの心」礼儀について学び考えました。2年生道徳「秀さんの心」

 「礼儀正しい」を考える

 九中生は礼儀が正しいか?礼儀知らずか?もちろん九中生は、「礼儀正しい」を目指している。なんたって、九中生は挨拶ができる(シャイな生徒もいるがこれから出来るようになる)のだ。九中を訪ねて来られる大半の方が、九中生とすれ違う際に挨拶の洗礼を受ける。おはようございまーす!こんにちは!「九中生はきちんと挨拶ができますね」と言ってくださるのだ。では、挨拶をしない人ばかりだとどうなるか。途端に居心地が悪くなり周りの人を不快にさせてしまう。だから礼儀正しい人は、「挨拶を欠かさない」。挨拶をしてもらうと人は気持ちが良くなることを知っている。礼儀正しい九中生は、自分から先に挨拶をする。

 「秀さんの心」2年生道徳 きみがいちばんひかるとき

 2年某クラスの”道徳”は、教科書P92「秀さんの心」を取り上げていた。学びのテーマは、「礼儀にはどのような意味があるのだろう」である(写真1)。ただ知識を覚えさせるだけでなく、問題解決的な探究学習や体験的な学習を取り入れ、知識をもとに考えさせたい。しかし、新型コロナウイルス感染対策のため、グループ学習が出来ない。そこで個人で「思考」し班ではホワイトボードを使って発表した。礼儀は大切だと思われるのは何故か?の問には〈感謝を示すため・するほうもされるほうも良い気分になる〉なるほどな答えが返ってきた。読みもの教材の導入は秀さんのお仕事についてだ。造園業について知識を深める(写真2)、ちょうど、吉本興業のスマイルさんが中庭をつくってくれていたのでトヨッシー師匠の仕事振りでイメージがわく。「さっきの頭の下げ方はいかん・・・」、昌夫は、胸が熱くなるのを感じながら、どんなことを考えていたのか?を思考して(写真3)、礼儀にはどのような意味があるのかをホワイトボードに班でまとめ、改めて考えたのである。

 挨拶は人と人のキョリを縮めてくれる。自分の気持ちを現す。相手に敬意を示す・・・”きみがいちばんひかるとき”を探究していく。出会う人に先に挨拶をする。挨拶は先手必勝だ。いつも気持ちのいい挨拶をしてくれる人と思ってもらえたら、こっちのものだ。九中生は礼儀正しい。

 授業担当者「相手に敬意を示して形だけではなく、心のこもった礼を尽くせるといいなと思います」

2年生「秀さんの礼儀」を 探究す