学力向上タイトル 「自分自身の成長と税の作文

千里 九九中3年生が『税についての作文』に挑んだ。そこで、3年生3名が多くの応募作品の中から入選した。」

 教科書

 表彰状

2625編の中から・・・

公民教科書P160(写真1)

賞状と記念品 (写真2)

表彰式 IN 校長室(写真3)

 税金です。3年生はこれから習います。教科書P160「国の収入を支える税と国債」(写真1)です。九中生にとっては身近な税といえば消費税ですが、2019年10月より8%から10%への消費税増税がスタートしています。増税によりすべての商品が値上がりしてしまうと消費が伸びません。そこで消費が落ち込まないよう軽減税率とかキャッシュレスなら5%還元等の政策がとられています。社会科の先生方は、「税」の予習のため、3年生は「税の作文」に取り組みました。PISAにおける日本の順位

 国際学力テスト 読解力4位から15位に急落

 「PISA(ピザ)」と呼ばれるこの国際学力調査は、OECD=経済協力開発機構が世界の15歳を対象に科学と数学、それに読解力を測定するため、3年に一度実施している。2018年の結果が4日公表された。新聞報道によると、日本の子どもは、課題とされている読解力は前回より低い15位だった(左図 12月4日 毎日新聞から引用)。文章の中から正しい情報を選び出したり、複数の情報を比べて検証したりする問題の正答率が低かったようだ。読解力の定義は、自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、社会に参加するために、テキストを理解し、利用し、評価し、熟考し、これに取り組むことである。読解力については、生徒質問調査から日本の生徒は「読書は、大好きな趣味の一つだ」と答える生徒の割合がOECD平均より高いなど、読書を肯定的にとらえる傾向がある。また、こうした生徒ほど読解力の得点が高い傾向にあるのもわかった(OECD 生徒の学習到達度調査2018年調査(PISA2018)のポイントより 文部科学省・国立教育政策研究所)。

 さて、九中生である。中学3年生を対象に4月におこなわれた、令和元年度 全国学力・学習状況調査の結果で九中生は、「国語の勉強は好き」の項目では全国を大きく上回った(約4割が好き。また、どちらかといえば好きも約4割)。80%近い生徒が国語を好きと答え、また授業の内容がわかると回答した生徒も多い。これは、授業のなかでふだんから目的に応じて自分の考えを話したり書いているからだろう。豊中市立第九中学校では、教科横断的な学習のひとつとして、社会科で「税の作文」に取り組んだ。そこで全国納税貯蓄組合連合会さんである。

 全国納税貯蓄組合連合会 こちらの団体さまは、中学生を対象に、めざせ!内閣総理大臣賞ということで「税の作文」を全国から募っておられる。内容が税に関するものであれば、何でもよい。税のしくみや使われ方などについて、家庭や自分の周囲で日常体験したことや見聞きしたこと、あるいは税の申告や納付のこと、学校などで学んだ税について感じたことなどを原稿用紙3枚に書くのである。今年は大阪で5万1769編、豊能地区では2625編の応募作品が集まった。その中で豊中市立第九中学校の3年生3名が、「豊能税務署長賞」と「優秀賞」に選ばれた。3/2625である。12月5日、豊能税務署の方が来校され3年担当の先生が見守る中、校長室で立派な賞状と記念品をいただいた(写真2、3)。

 豊能税務署の方「2625作品もあると似たような作文が多くなります。その中で、豊中市立第九中学校の方の3人の作文は力強い。ご自身の体験を具体的に入れられ、税についてよく勉強してありました。構成もしっかりとして、読み手に訴える内容でした。」

 あったほうがいい作文力。九中生の今、できること。・・・思いを伝える。文をつくる。書くのが楽しくなる。朝読もいい。それが自分自身の成長につながる。I LOVE SAKUBUN ❤ →作文の書き方はこちらをクリック

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