1月8日(金)、3学期始業式を行いました。各教室においてテレビでの終業式です。終業式で子どもたちに次のようなことを話しました。(概略)

 

2021年がスタートしました。新年あけましておめでとうございます。今年一年間、どんなことを頑張っていくか目標を決めましたか? 

さて、校長先生の襟にはピンバッチがあります。何のマークだと思いますか?

SDGsのマークです。SDGsとは、世界のみんなが協力して2030年までの達成すべき目標を表しています。17の目標があります。

日本を含めて世界が抱えている問題、例えば、平和や平等、環境などについて17の目標を決めて、世界のみんなが協力して取り組んでいっています。

豊中市もSDGsに取り組んでいて、「SDGs未来都市」に選ばれています。

2030年の豊中市は、誰もが“明日がもっと楽しみ”と思える、誰一人取り残さない持続可能なまちにしていこうと、みんなで協力して取り組みが進められています。

校長先生は最近、このピンバッチもつけはじめています。シトラスリボンといいます。このリボンを見たことがある人いますか?

シトラスリボンプロジェクトが全国で広がっています。もともとは愛媛県から広がっていったのですが、浜松市長野県、京都の亀岡市など、まちぐるみで取り組みが進められています。

シトラスリボンには3つの輪があり、地域、家庭、学校(職場)の3つの場所を輪で結ぶデザインです。

新型コロナウイルスを予防していても、感染する時があります。感染した人が悪いのではなく、ウイルスが悪いのです。もし感染した人がいたとしても、「ただいま」「おかえり」と言い合える雰囲気をつくって、思いやりがあり暮らしやすい社会、学校にしていこうというプロジェクトです。校長先生の襟のピンバッチを見たら、このお話を思い出してほしいと思っています。

話はかわりますが、先日、こども本の森 中之島に行く機会がありました。面白い本がたくさんあるので、みなさんにおススメしたい図書館です。今は、人数制限をしていたりしてなかなか予約が難しいですが、機会があればぜひ行ってみてほしいと思っています。

その図書館の中には、テーマごとに文章がありました。印象に残ったのが「僕たち人間は、自分で自分を決定する力を持っている」という言葉(吉野源三郎)です。新型コロナ対策、あったかい思いやりのあるクラス・学校、いじめを許さないクラス・学校。今年一年間、どんなふうに行動していったらよいか自分で自分を決定してほしいと思っています。そして、行動に移してほしいと思っています。(おわり)

(参考)

シトラスリボンプロジェクトの公式ホームページ

※シトラスリボンの作り方の紹介もあります。