終業式の日に発行された学級通信をいろいろと読むと、誰も経験したことがないコロナ禍の1学期をふり返る内容がほとんどでした。子どもたちの様子、そして、担任の思いや悩みながら取り組んできた姿等が伝わってきました。少し紹介させていただきます。

 

・・・略・・・

③保護者のみなさまへ

 だれも経験をしたことのない1学期でした。クラス全員がぞろったのが6月の3週目。まだ2か月もたっていませんが、かなり前のことのように感じます。マスク、手洗い、密をさけること、今までのように毎日運動場で遊べないこと、給食の食べ方、毎日続く雨、制限の多い中で過ごすことで、子どもたちには疲れやストレスがたまっていたと思います。そんな中でも、まずはちゃんと登校していたこと、学校生活を過ごしていたことをほめてあげてほしいと思います。本当に、よくがんばっていました。

 学習を進めつつ、3密を避けながらどう発散させるか、笑顔がふえるか、そんなことを考えながら過ごした毎日でした。心の距離が近づけば、体の距離が近づきます。わたしは、いつも授業やゲームを通して、先に体の距離を近づけさせてきました。そうすることで心の距離が近づくからです。しかし、今の状況ではそれができず、やってきたことも使えないことが多く、本当に難しいです。そんな中で、子ども同士のつながりを、クラスをどうつくっていくか、これからも考え続けていきたいと思います。

 明日から短い夏休みです。この短さ以上に、子どもたちがあまり休まずに2学期がはじまり、12月末まで過ごしていくこと。これに大きな不安を感じざるを得ません。ゆっくり休み、気分転換できるよう、夏休みを過ごしてほしいと思います。2学期はこれまで以上に、慎重に子どもたちの状態を見極めながら、クラスを進めていきます。また、クラスの様子を知っていただけるよう、もう少し学級通信発行のペースを上げていきたいと思います。(1学期は毎日疲れがひどく、14号が精一杯でした…)

 あたたかく見守って頂き、ありがとうございました。2学期もひきつづき、よろしくお願い致します。