4年生 命の授業

今回は助産師さんに命の誕生についてお話をしていただきました。

子宮で受精卵ができた時、始めは砂粒1つの0.1㎜だったのが、

1週間でゴマの1㎜くらいになり、血液で満たされたフカフカベッドにもぐりこんで

栄養や酸素をお母さんからもらえるようになります。

 

それが2週間では米粒くらいの大きさになって、自分で心臓を動かせるまでになります。

この頃にはお母さんは赤ちゃんができたことに気づき、

無事に生まれてくれるように、コーヒーやお酒などを避けます。

 

5ケ月たつと、ペットボトル1本分の大きさになり、

しきりに手足を動かしたり、耳も聞こえるようになるので家族の声を聴き分けられるようになったり、

羊水を口で飲んで、生まれてからミルクを飲んで腸を動かしておしっこに出す練習をするそうです。

 

7ケ月たつと、指を吸って、ミルクを飲む練習をします。

 

9ケ月たつと、生まれるための準備として逆さになります。

中には足から生まれたいなあという子もいます。

 

10ケ月になると、50㎝で3㎏ほどの大きさまで成長し、いよいよ産道を通って生まれます。

生まれる時も骨盤の形に合わせて首や肩や頭などを動かして通りやすいように工夫します。

そうやって、ようやく生まれてきたのがみなさんです。

もう一つの生まれる方法として、子宮に窓を開けて直接生まれてくる帝王切開があります。

この時も帝王切開がよいというサインを赤ちゃんは送り、

不安なお母さんと一緒に乗り越えます。

 

生まれてきた赤ちゃんは、ただミルクをあげたり、おむつを替えたりするだけでは育ちません。

抱っこしたり、たくさんお話をして、大切に育てる必要があります。

みんなも周りの人たちに大切にお世話をしてもらったから、今に至るのですね。

 

また、自分の体は自分だけのもの。

特にプライベートゾーン(口と水着で隠れるところ)は、勝手に触られてはいけない場所です。

勝手に触ってこようとした時には、嫌だと思ったら我慢しないで「イヤ」「やめて」と言うようにしましょう。

そして、周りの大人に相談しましょう。

スマホなどで知らない人と友だちになって、プライベートゾーンを見せてほしいと頼んでくる人もいるかもしれませんが、

逆に、知らない人のプライベートゾーンを「見て」「触って」と言われても、その人の体もその人のもの。

勝手に見たり触ったりしないようにしましょう。

 

みなさんがここにいるのは、お母さん、おばあちゃん、ひいおばあちゃん、ひいひい・・・・・と、

ご先祖様がみんな体を大事にして命をつないできてくれたからです。

次は自分が次の時代に命をつないでいく時期に入ります。

そのため、これから精通や初潮を迎えます。

これらは、いつか将来、パートナーと赤ちゃんが欲しいと思った時の練習なのです。

病気ではないので、不安に思ったら保健室や相談しやすい大人に相談しましょう。

子どもたちは、終始真剣に興味深そうにお話を聞くことができました。

子宮にいる赤ちゃんの成長のイラストをみて、

「羊水がなくなってる?」(わかりやすくするために省略されていました)

「羊水は、赤ちゃんが子宮の壁にあたらないようにあると思う!」

0.1㎜が10ケ月で50㎝に成長することを知り、「成長早っ!」と、

びっくりしたり、たくさんの情報を見ながらも疑問に思ったことがたくさん出て来ました。

 

お話の後、子どもたちから

「なぜ助産師さんになろうと思ったのですか?」

「助産師さんのやりがいは何ですか?」

と素朴な疑問をぶつけました。

助産師さんからは、「命ってすごいでしょ。命が生まれるお手伝いをしたいと思っています。」

「元気に生まれてきた赤ちゃんを見たら、うれしいです。」と答えてもらいました。

 

最後に助産師さんからは、「命の尊さを知り、周りの人も思いやれる人になってください。」と

メッセージをいただきました。

この出前授業が、子どもたちの心に残り、これから将来の準備をしている時期に入ることや、

自分も周りも大切に思いやりをもって行動できるようになるといいですね。