悪い誘惑に負けないで!
5年生 非行防止教室
12月8日に5年生対象の非行防止教室がありました。
「身体への暴力」である暴行、「言葉の暴力」である暴言などの非行に加えて
最近問題になっているのが「文字の暴力」です。
昔は落書きをするなどで問題となっていましたが、
今ではネットでの書き込みによる暴力が懸念されています。
小学生でも自分用のスマホを持っている人もいると思います。
パソコンで書き込みをする人もいると思います。
そんな時、気をつけてほしい3つのこと
①今、入力した文字によって傷つく人はいないか
②入力した文字を、相手を目の前にして言えるか
③半永久的にネットで流れ続けるとしても、大丈夫な内容か
この3つを確認した上で書き込みをしてくださいね。
次に、夜遊びについてのお話でした。
夜遅くなると、人通りが少なくなる中、悪いことを考えている人が外へ出ることが増えます。
もしかしたら、友だちや先輩が「今から出て来なよ」と誘ってくるかもしれません。
でも、府の青少年健全育成条例により16歳未満の人は、
保護者の許可なく20時より遅くに外出してはいけないと決まっています。
塾などで外出することは、保護者の許可があるからできることなんですね。
ただし、塾など用事が終わったらすぐに帰宅するようにしましょう。
次に喫煙についてのお話がありました。
喫煙できる年齢は法律で20歳以上と決まっています。
それは、肺の成長途中で喫煙してしまうと身体に悪影響があるからです。
先日の保健の授業でも学習しましたよね。
もし長年たくさん喫煙し続けると肺がどうなるか、写真でみせてもらいました。
健康な肺がきれいな色をしているのに比べ、長年たくさんの喫煙をしている人の肺は
どす黒く変色していました。
こんな肺にならないように気を付けなければいけませんね。
最後に、万引きについてのお話がありました。
ペープサートで、漫画がほしいけどお金がなかった男の子が
ついお店の漫画をお金を払わずに黙って万引きしてしまうストーリーでした。
もし漫画がほしいけどお金がないのが自分だったら、
子どもたちは「母に言う」「後で買う」等の意見が出ました。
人のものを盗むことは、値段の高低に関わらず犯罪です。
また、お店に迷惑がかかるとともに、保護者にも心配をかけ悲しませることになります。
ほしいものがあっても、お小遣いをもらうまで我慢したり、
買ってもらえる日まで我慢したりすることが大切です。
例えば、教室で消しゴムを忘れた時に隣の友だちに借りて返したあと、
また使いたいと思った時、「さっきお願いして借りたから」といって
今度は黙って筆箱から消しゴムを借りるなんてこと、ありそうですね。
でも、それも勝手に人のものを取ったのと変わりません。
さっき借りたとしても、また借りる時はきちんと相手に頼むことが大切ですね。
また、万引きをする知り合いが自分にお店で見張りを頼んできたり、
万引きしたお菓子などをくれたりするとき、うまく断れるでしょうか。
5年生はみな「断る」ときっぱりと言っていましたが、
世の中には悪い誘惑はたくさんあります。
その状況になっても断る勇気をもつことが大切ですね。

