そろっ10(てん)
1年生 算数 「2桁の数」
1年生が最初につまづきやすい2桁の数。
算用数字で書くと「12」や「35」ですが、
左側の「1」や「3」が何を表しているのか、なかなか理解するのに苦労する人もいます。
そこで学校では、十の位と一の位に分けてブロックを置いて、
量感を確かめながら学習を進めていくのですが、
得意な人はスイスイとブロックを並べられて、気持ちよく学習が進むのですが、
苦手な人にとっては、友だちがスイスイと並べる姿を見ていると焦りばかりが募ることも。
そこで、ゲーム感覚で2桁の数の量感を得るために「そろっ10(てん)」というゲームをしていました。
校長先生も隣の人がお休みだった人と一緒に体験してみることになりました。
【ルール】
①じゃんけんをする
②勝ったらブロック1個を追加
あいこだったら、二人ともブロック10個分を1本追加できます。
③ブロックが10個そろったら「そろってん!」となり、勝ちとなります。
抜きつ抜かれつでブロックが増えていくのも楽しいですし、
あいこが多くて70個や90個たまっていくのも、なんだか楽しい。
タイムアップでペアごとに自分の個数を伝えてくれます。
「ぼくは”そろってん”になった(10個そろって勝った)よ!」
「わたしは3個だけだったよ。」
「わたしたちは、107個までいったよ!」と、
算数が苦手な人も、得意げに伝えてくれます。
これは楽しくて、量感を実感できるゲームですね!
そこで、これを家で一人でもできないかと考え、
スクラッチで「そろっ10」をつくってみました。
後日、スクラッチ版「そろっ10」をやってもらうと、
子どもたちは大喜び。
何度も連続で勝つ人や、何度やってもあいこで100個を超えてしまった人も、
授業の時間が終わっても「えぇ~終わり~?」「まだやりたい!」と声が挙がります。
今日はタブレットを忘れてしまった人も、お家でぜひやってみてくださいね!