圧巻の発表!
舞台発表会
11月21日(金)、ついに本番の日がやってきました。
発表学年の2年生、4年生、6年生は、緊張もしていたと思いますが、
昨日のリハーサルより更にすばらしい発表をみせてくれました。
【2年生】
初めての舞台発表会の演目は「泣いた赤おに」の音楽・音読劇でした。
ひな壇でナレーションや台詞を音読する中、
舞台上では演技役の子どもたちが赤おにや青おに、お菓子たち、村人たちになりきって、演技をすることができました。
「鬼のパンツ」の歌や、青おにをポカポカとたたく歌など、
元気いっぱいの歌声が体育館に響きわたり、とてもかっこよかったです。
また、逆にしっとりとした歌声の曲もあり、上手に歌い分けができていたと思いました。
最後の手話歌「友だちになるために」は、この劇のテーマでもあると思います。
友だちになりたいのに、うまく言えなかったり伝わらずに誤解をさせてしまったり。
みんなにも赤おにのような悲しい思いをしたことがある人もいるかもしれません。
だからこそ、「どこの どんな人とも きっと わかりあえる」のです。
うまくいかなかったとしても、めげずに勇気を出して「遊ぼう!」と
友だちになってくださいね。
【4年生】
4年生は「くらしをささえる水」の学習発表でした。
社会科でこれまで学習してきたことを存分に発揮して、
私たちの身近で当たり前のように飲んだり生活に使っている水が、
実はとっても貴重なものだということが
みなさんにも分かったことと思います。
さすが4年生。大きな声でハキハキと自分のセリフを言えていたので、
とても聞き取りやすく、4年生が伝えたかったことが
しっかりと伝わったことと思います。
クイズはどの問題も正解を知ると
会場から「えぇ~!」「やばいやん」との反応がたくさんあり、
びっくりする答えばかりでした。
特に地球全体の水の量をお風呂いっぱいとして、
みんながすぐに使える水は、たったスプーン一杯分しかないというのが
一番驚きました。
これだけ貴重な水を、出しっぱなしにしたり、
ゴミで汚してしまったりしていると、
いつか日本でも気軽に飲んだり使ったりできなくなってしまうかもしれません。
4年生に教えてもらったように、
油で汚れたお皿はふき取ってから洗うことや、
お風呂の残り湯を洗濯や掃除に使うことなど、
自分ができることから、やってみてほしいと思います。
【6年生】
最後の舞台発表会で6年生が選んだのは「戦争を知らない子どもたち」の
本格的な劇でした。
1学期からずっと取り組んできている戦争と平和について、
学んできたことがギュッと詰まった劇に仕上げることができました。
最初の場面で出てきたように、
「歴史の勉強って何の意味があるんだろう?」
「めんどくさいなな」と思う人はいるかもしれません。
でも、80年前の小学生は自分たちの夢すら戦争に関係する夢しか持てなかったのです。
今のように、色々な夢や将来の希望を持てませんでした。
あれから80年、幸いにして日本は戦争をすることはありませんでしたが、
現在も世界中で戦争や紛争が起きています。
世界中が戦争をしなくても済むように、
私たちはトラブルを話し合いで解決したり、
相手の立場になって考えたりすることを勉強しています。
これは健太や由紀のような不思議な体験をしなくても、
きっとみなさんならできるはずです。
「腹が立つなあ」と思ったとき、
この劇を思い出して、少し落ち着いて
どうすれば解決するかなあと考えてみてくださいね。
最後の歌にも「いつでも笑顔の素敵な人なら、誰でも一緒に歩いてゆこう」
とありました。
笑顔で一緒に歩いて行ける、そんな人になりたいですね。
劇の合間にクイズを出してくれたレクリエーション委員会の人も、
最後まで静かに観ていてくれた人も、
舞台発表の学年に負けないくらいがんばっていましたね。
舞台発表会が終わったあと、
「思わず泣いちゃった」と報告してくれる人もいました。
いろんなことを感じて、考えたと思います。
ここで学んだことをぜひこれからの生活に役立たせてくださいね。
次は1,3,5年生の作品発表です。
これまで頑張って制作してきた作品を
お家の人や全校の人に観てもらいましょう。
