3月23日(火)第147回卒業式を行いました。100人の卒業生をお祝いしてくれているかのような、とてもよい天気の日となりました。桜の花もきれいに咲きだしていました。コロナ禍の中、来賓をお招きすることはかないませんでしたが、地域のみなさんもお祝いしてくださっていました。 5年生が前日に会場準備をていねいにしてくれました。当日は、保護者二名までの出席と限りある中での卒業式でしたが、卒業生は、立派な姿を見せてくれました。卒業証書を渡すとき、子どもたち一人ひとりの目の輝きがとてもすばらしく、6年前の入学式からこんなに大きくなったと思うと胸が熱くなりました。2015年の5月には、つらい交通事故もありました。5年生のときには、友だちを病気で亡くすという経験もしました。当日、欠席の友だちも含め、100人での卒業式という意識をしっかりと持ってくれたと思います。

保護者の方から何通もお手紙をいただきました。「校長先生へ  ……思いかえせば6年前、同じ幼稚園から入学するお友だちがひとりもいない中で小学校生活に戸惑いを感じていたわが子に「〇〇ちゃん」と声をかけてくださった校長先生。全児童の子どもの名前を憶えていらっしゃると伺って感銘を受けました。それから今日まであっという間の6年間でした。不幸にもつらい出来事が多すぎたように思います。ただ、それと同時に力を合わせれば、つらいことも乗り越えられるということを彼らは、知ることができました。一人では乗り越えられないこともお友だちや先生、皆と一緒であれば前を向いて頑張れるということを知ることができたのは、校長先生はじめ先生方が子どもたちと向き合ってくださったからです。一保護者として心から感謝申しあげます。………」と、とてももったいないくらいのお手紙でした。本当にいろいろなことがありましたね。でも、私こそ、子どもたちからたくさんの元気と勇気をいただいた6年間でした。これからも卒業生のみなさんを見守り応援したいと思います。共に前を向いて歩んでいきましょう!