1月17日、あれからもう26年が経ったのだというのが実感です。2校目の学校、高川小学校に当時勤務していました。庄内に近づくにつれ、民家のブロック塀や土塀が倒壊している…瓦が落ちている…そんな中を何とか学校にたどり着いたことが思い出されます。学校もあちこちでひび割れやずれが生起していました。関西圏でこんな大きな地震が起きるとは夢にも思っていなかったという気持ちでした。電話ももちろん不通となっていました。神戸の方では、火事が発生していてテレビ画面からそれを茫然と見ていました。火を消さないと…でも、できない状況、自分も何もできず、テレビを見守るしかないなんて…。阪神高速道路も倒壊して、ぎりぎりのところで大型バスが止まっていたニュースに驚きと何とも言えない気持ちでした。学校は、半年くらいは体育館が避難所になっていたように思います。最後の方は、多目的室が避難所でした。ブル―シートで屋根を覆った家がたくさんありました。今もその景色が思い出されます…。 

 今年度、6年生と一緒に行った北淡震災記念公園で野島断層保存館をみたり、その当時の写真や動画を見たりして、地震の恐ろしさやどう備えるかをより深く考えるきっかけになったと思います。学校の先生の中には、まだ生まれていなかったという先生もいます(若い!)。震災をどう伝えていくか、震災記念公園に行って学んだり、記録誌を読んだり、ネットで調べたり、体験したものが伝たりと「伝える」こと「伝わる」ことの大切さを感じました。

 地震避難訓練は、お知らせのとおり、3密をさけて以下のように変更させていただきました。(案内文より)

■日 時  1月15日(金)1時間目 低学年(実施ずみ)

       18日(月)5時間目 中学年

       19日(火)2時間目 高学年

       21日(木)1時間目 予備日

 ■指導内容について

  〇地震が起こったことを想定して「揺れているときの安全な行動」の訓練をする。

  〇「地震が起こったとき こうしよう」のプリント学習と動画視聴を行う。

  〇各教室から避難経路での安全な避難の仕方を学習する。

  ※1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神大震災より26年がたちます。

地震はいつおこるかわかりません。ご家庭で、地震がおこったとき、どこに避難するかなど話し合っていただきたいと思います。今年度は、コロナ感染拡大防止のため、3密をさけて分散した時間割に変更させていただきます。

  

  

15日(金)クラスごとに実施したようすです。1年生は、真剣な表情でビデオをみて、避難経路を確認して運動場に避難しました。