本を寄贈したい学校に本校を推薦していただき、山田養蜂場の「みつばち文庫」8冊が今日、学校に届きました。学校が応募するのではなく、この学校に本を寄贈したいということを書いて応募していただいたということです。

東京にお住まいの方から、桜井谷小学校に「みつばち文庫」を寄贈してほしいということでした。お手紙も添えられていて、とっても感動しました。ご紹介します。

『1949年ごろ、3年生として転入し5年生の夏休みまで在校しました。父兄とともに簡易プールを作ったり確か5年生の時、学校が火事に遭い中学校まで給食を運んだり、神社までマラソンしたり、毎日、柴原の火葬場を通りその通学途中、柿の木に登り柿を食べたり、短い間でしたが楽しく過ごした思い出がいっぱい詰まった学校でした。転校後、クラス仲間と会うこともなく、年賀状だけのつながりの友も鬼箱に入りました。そんな時山田養蜂場様が全国の小学校に本を届ける「みつばち文庫」の記事を見、応募したところ当選しました。子どもたちがこの本で良い思い出を作りますよう。』

 卒業アルバムで確認させていただこうかと考えましたが、5年生までしかいらっしゃらなかったとのこと。約3年間の桜井谷小学校での生活をしっかりと思い出して、懐かしく思っていただいていること、そして母校へ本の寄贈を考えてくださったこと、本当に胸が熱くなりました。地域の方から、保護者や子どもたちで石を運んでプールを作ったことや校舎が火事になった話も伺いました。神社は春日神社のことですね。柴原には、現在、火葬場はなく、霊園となっています。春は桜がきれいです。今年度、3月20日で147周年を迎えます。ぜひ、母校にお越しいただきたいと存じます。心温まる本の寄贈をありがとうございました。