はびこる雑草

サツマイモの収穫 

椎茸の収穫 

園芸部:はびこる雑草(写真1) 園芸部:サツマイモの収穫(写真2)

園芸部:シイタケの収穫(写真3) 

 新型コロナウイルスの感染拡大はおさまりつつありますが、学校教育活動は感染防止対策をして継続いたします。さて、南アフリカなどで新型コロナウイルスの変異株「オミクロン」株の動向は気になるところですが、木になるといえば、「園芸部」の活動です。9,10月の園芸部の活動は、はびこる雑草との戦い(写真1)、サツマイモ(写真2)やシイタケ(写真3)の収穫でした。畑の復活

 畑の復活に取り組んだ2ヶ月 園芸部通信10・11月号より 

 園芸部にとって9月は本来なら、夏野菜を片付けて秋まきや秋植えの野菜を植える作業で大忙しの時期なのであるが今年は違った。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令されていたため9月にまったく活動ができなかった。もちろん何にも出来ないということは園芸部員も何もできない。何もできない間隙をついて勢いすさまじく成長したのが雑草だった。野生の植物の繁殖力はあなどれない。雑草のアドレナリンが勢力が増すと作物たちは困る・・・・。

 10月になってようやく園芸部の活動が再開された。これから収穫を控えている作物周辺に勢力を伸ばした雑草に向かう。草抜きに精を出す。夏野菜を片付けたあとは土づくりから再スタートだ。

 顧問「硬くなった土を大きなスコップやくわで掘り起こし、牛ふん堆肥や有機石灰、次に植える作物に合わせた肥料をまいて、よく耕します。野菜作りの重要なポイントとなる土づくりをみんなで協力して頑張りました。耕した後は、肥料が雨で流れてしまわないように、また、雑草が生えないように、次の植え付けをするまで、マルチシートで覆います(左上写真)。耕した後に、キクナやホウレンソウ、ニンニク、タマネギを植え付けました」

 サツマイモ・しいたけの収穫 顧問より

 サツマイモ 今年の夏はお盆の時期に長雨が降り、サツマイモの収穫が心配されましたが、丸っこい可愛らしいサツマイモたくさん収穫できて良かったです。今年の品種は「鳴門金時」。焼き芋にしてもスイートポテトにしてもおいしい品種です。収穫後は先輩も後輩も関係なく、平等に分けます。みんなでそれぞれに汗を流して、みんなで収穫の喜びを分かち合う・・・。成果主義や能力主義とはまた違った、おおらかな価値観を身に着けてほしいなと思います。

 シイタケ 11月になって、たくさんシイタケを収穫することができました。原木に使ったのは、2019年に伐採された、築山に生えていた大きなコナラの木です。シイタケは種菌を原木に埋め込んでから、1年以上かけて菌糸が原木のなかにまわり、その後にやっと出てきます。今、収穫できるのは、卒業していった先輩たちが、一昨年の冬に原木にドリルで穴をあけて、種菌を埋め込み、畑の陰の適した場所に置いて準備してくれたおかげです。先輩から後輩へ、シイタケとともに気持ちの温かさも受け継がれていくように感じます。

シイタケや 先輩後輩 受け継いで