学力向上タイトル 「1冊より2冊、関連本を重ねて理解力をあげる

 ブックトーク 紹介

 感想記入 

 ていねいなアドバイス

読みたくなったか?本紹介(写真1)

読みたい。聞き取りシート記入(写真2)

読みたくなった。ブックトーク(写真3)

~ 国語科 BOOK TALK ~ 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急事態宣言が9月末まで延長されようとしていますが、学校教育活動は感染防止対策をして継続いたします。さて、1年生国語科では夏休みの宿題として、2冊の本を読むミッションが与えられていました。夏休み明けは発表の場です。9月2日5限、1年1組のクラスで、学校司書、教育委員会の先生方2名が見守る中、12名の「ブックトーク」が繰り広げられました(下写真)。ブックトーク

 ブックトークとは ブックトークとは、一つのテーマをもって複数の本を聞き手に紹介することをいう。ブックトークの目的は「その本の内容を教えること」ではなく、「その本の面白さを伝えること」にあるので本を最初から読むことはしない。紹介した本を「読んでみたい」という気持ちになって欲しいと願うのである(参考:ウィキペディア)。1年生国語科では夏休みの宿題として、2冊の本を読むミッションが与えられた。夏休み明け発表の場がやってきた。教育委員会の先生2名が、「九中ブックトーク開催」情報を聞きつけ来校された。教育委員会の方と司書の先生が見守る中、9月2日5限、12名のブックトークが開始されたのである。

 1年国語科 12名のブックトーク

 12という数字は実に興味深い。1年は12ヶ月。1日は24時間だが、午前午後にわけると12時間である。1時間は60分(12×5)というように12が基本となっている。星座も12星座、干支は子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥の十二支だ。美術の授業で取り上げた「最後の晩餐」キリストの使徒も12人・・・。オリンポス山の山頂に住んでいる神様の数も12神。今日発表してくれる生徒は奇しくも12人だ。興味深い。さて、ブックトークは一人2分の持ち時間の中で、夏休みに読んだオススメ本を2冊紹介する(写真1)。1番の生徒が緊張の面持ちで教卓前に立った。発表する。拍手がひろがる。感想やコメントを聞き取りシートに記入していく(写真2)。・・・12番目の生徒が紹介する本は「空想科学読本(柳田理科雄)」だった。アニメとかマンガ等をおもしろおかしく科学する。切り口がおもしろい。読みたくなったか。読みたくなった教科担当者は前のめりとなり耳をダンボにする(写真3)。あらすじだけではなく、おすすめのシーンや心に残った言葉を紡ぐ。担当者は、みんなが千差万別いろんな本に興味を持ってくれることを嬉しく思った。聞き取りシートに書いた本の中で、読みたくなった本があれば「図書館へGO」である。12人のブックトーク、実に興味深かった。

  教育委員会事務局読書振興課 指導主事「9月2日(木曜)5限国語「ブックトーク」を見学し、12人の発表を拝見いたしました。どの生徒さんもきちんとした原稿で、まごつかずに発表されていたので、夏休みにしっかり取り組まれ、また練習もされたのだろうと思いました。選ばれていた本も、普段本を読まない子が無理やり宿題のために選んだ本でなく、好きな本や、これまで読んできた本の中からきちんと選ばれた印象を受けました。特に、「冒険」、「協力」、「閉じ込められるというシチュエーション」のつながりで紹介された生徒さんたちの発表が私には面白かったです。ブックトークは通常は一つのテーマで様々な切り口から複数の本を紹介するものだと思いますが、中学生がやっているのを見ると、そういう視点で読んだのか、そこをつなげるのか、という新鮮さがあり、私も勉強になりました」

夏すぎて 読みたくなったか この2冊