消火器訓練  放水訓練

 放水訓練

消火器 訓練(写真1)

火栓 使い方(写真2)

運動場へ 放水訓練(写真3)

  ~ 安心安全訓練 IN 九中  6月24日期末テスト2日目が終わりました。明日もがんばるぞと生徒が下校した昼下がりの午後・・・先生達は、生徒のいない学校で研修です。毎年、豊中市消防署員の方に来ていただいて研修会を実施しているのですが人は忘れる動物です。昨年はコロナで実施できなかったので今年は特に念入りに、「火災報知器の使い方、火災発生場所から職員室への緊急連絡の仕方、消火器を使っての訓練(写真1)、消火栓の点検と使い方(写真2)、放水訓練、緊急非常放送の仕方」等の確認をしました。職員研修

 昼下がりの九中 午後1時頃

 緊急事態宣言中であろうと大阪府に対する緊急事態宣言が解除され、まん延防止等重点措置に移行しようと「火事」は待ってくれない。紅(くれない)色に炎が染まる前に手をうつ必要がある。それには備えをしておくことだ。職員防災研修である。昼下がりの午後校舎にはテスト中なので誰もいない。「昼下がり」とは辞書によると「正午を少し過ぎた頃」と記載されている。昨日24日午後1時前、生徒指導担当者の声が職員室に響いた。「消防署の方が来られました。購買部前にお集まりください」昨年はコロナの影響で研修は中止としたので2年ぶりにおこなう研修だ。昼下がりの研修が始まった。

 職員防災研修(訓練) 火災報知器、緊急連絡、消火器、消火栓、緊急非常放送 放水訓練~

 購買部横消火栓の前に先生方が集まる。講師は豊中市消防署の下村さんと桜田さんである(左上写真)。「今日は二班に分かれて訓練をおこないます。こちらのグループは消火栓の扱い方と消火器のトレーニングを中心におこないます。もうひとつのグループは職員室で通報訓練と火災放送設備について研修をします。終われば交代します」

 署員の方の物腰と言葉は優しいが訓練中は真剣そのものである。「学校に置いてある消火器の場所はわかりますね?」さて消火器はどこにあったかな?今一度確認しとかねば。・・・「(スマホのバッテリーから発火したつもりで”火事だ!”その時の消火栓の使い方は?放水の仕方はわかりますか?」今から学ぼう。普段は開けることのない「消火栓」を開けた。ていねいに説明をしていただく。二人一組で「ボタン押す→ホース伸ばす→ハンドル回す→水が出る!この順番でおこなうこと」。起動スイッチの確認。二人一組でホースを”ぶわっ”とばらす。一人が放水、もう一人はホースをさばく。ホースを持つ人は絶対に放さない。放すとホースが踊って危険!水が止まるまで絶対はなさない。二人がコミュニケーションをとって話す必要はあるが、ホースは絶対はなさない。説明を聞いた後参加者全員が一人ずつ順番にホースをつかんで実践練習をおこなった。「放水よーし!」水がとびだす。かなりのいきおいで山なりに放物線を描いた(写真3)。この体験はいざ、という時に生きるだろう。 

 放水を体験した職員「豊中市消防署のかたから放水の際の姿勢や放水口の持ち方、火事が起きた時の緊急放送の方法を教わりました。放水時は強力な圧力で身体が持っていかれそうになったため、2人1組で連携することが大切だと学びました。緊急放送時は生徒が不安にならないように冷静に対応することを心がける必要がある、と強く感じました。訓練を活かしていざという時の消火活動にあたりたいと思います」

天災は忘れたころにやってくる。寺田 寅彦