第九中学校

千里　九「日ごろからの運動・・・心地良く汗をかくと体に良いというのは人口に膾炙（かいしゃ）している事実である。」

新体力テスト：３種の神器（写真１）	新体力テスト：握力（写真２）	新体力テスト：上体おこし（写真３）

　気象台は5月16日(日)、近畿地方と東海地方が梅雨入りしたようだと発表しました。 近畿地方では平年より21日も早く、統計史上最も早い梅雨入りです。さて、今週はずっと雨模様ですが学校の体育の授業で雨を避ける場所と言えば「体育館」です。体育館は、バレーをしたりバスケットが出来る場所ですが、１年生は、新体力テスト測定のため、体育館へとＧＯーしました。

　新体力テストとは

　九中生は5月に入ってから新体力テスト（スポーツテスト）に取り組んでいる。体育館では新体力テストで使用する３種の神器等（写真１　握力計、メジャー、長座体前屈の箱）を用意し、跳んで、握って、起き上がって等を測定する。文科省によると「新体力テストの目的は、子どもの体力が低下している状況にかんがみ、国が全国的な子どもの体力の状況を把握・分析することにより、子どもの体力の向上に係る施策の成果と課題を検証し、その改善を図る」とある。 種目は、握力・上体起こし・長座体前屈・反復横跳び・20メートルシャトルラン・50メートル走・立ち幅とび・ソフトボール投げ（中学生は、ハンドボール投げ）等だ。５月17日（月）の４限１年生某クラスが体育館に向かった。

　体育館種目　立ち幅跳び（写真１）　身体をバネにして水平方向にパワーを発揮しつつ、助走をつけずにその場から前方にどれくらいの距離を飛べるかを計測する。立ち幅跳びのライバルは昨日の自分、昨年の自分である。より遠くへ。それが将来の自分の健康につながる。その第一歩は腕の振りにあった。思い切り良く手を振り、膝を曲げせーの。軽くしゃがんで両手を振り子のよう2、3度振ってから、えい！とんで、とんでとんで・・・♪斜め上50度くらいにとぼう。記録を伸ばすには空中で背中をそらし”く”の字に曲げるといい。女子で170cm、男子で2mを超えれば平均ぐらい。結果は人それぞれだが、九中生は体育の時間を中心に身体を鍛え自己記録を伸ばす。継続は力なり。来年の測定では今年の自己の記録を上回りたい。　

　握力　 握力計の指針が外側になるように持ち、人差し指の第２関節が、ほぼ直角になるように握りの幅を調節する。そして、直立の姿勢で両足を左右に自然に開き腕を自然に下げ、握力計を身体や衣服に触れないようにして、グッと力いっぱい握りしめる（写真２）。この際， 握力計を振り回さないようにする。

　上体起こし（写真３）　マット上で仰臥姿勢をとり、両手を軽く握り、両腕を胸の前で組む。両膝の角度を9 0 ゜に保つ。 補助者は、被測定者の両膝をおさえ、固定する。「始め」の合図で、仰臥姿勢から、両肘と両大腿部がつくまで上体を起こす。すばやく開始時の仰臥姿勢に戻す。3 0 秒間、前述の上体起こしを出来るだけ多く繰り返す。

　子どもの頃に定期的に運動していた人は、中年になってがんや心臓発作などで死亡するリスクが減るという調査結果もある（米ヴァンダービルト大学：Sarah Nechuta女史）。「適度な運動は汗をかいて新陳代謝を促す。」適度な運動は将来の安心安全、自分への投資といっても過言ではない。

担当者「新体力テストは、自分の体力の様子を知ることが出来ます。自分の体力の特徴を知り、今後に生かそう！」 

体育館 適度な運動 くりかえし