リモート 非行防止教室  SNSの危険性  非行防止教室

教室:非行防止教室(写真1)

A西教室SNSの危険性(写真2)

A西教室:非行防止教室(写真3)

 昨日7月12日月曜日4限は1年生を対象にした非行防止教室を実施しました。ここ数年中学生や高校生に関わるトラブルで絶えないのがネットやスマホ関係」です。SNSに関わる問題は年々新たな事象が発生し、場合によっては犯罪にもつながる可能性があります。今年は、池田少年サポーターの森本さま、J:COMの粟津さまにお越しいただき、コロナウイルス感染予防対策のためA西教室から、「1年生非行防止教室(写真1)」をリモートにて開催しました(下写真)。非行防止教室

 耳にタコができるほど 何度でも何度でも 

 人は忘れる。学んだことは時間と共に忘れていく。人が何かを学んだ時、20分後には42%忘れる。1時間後には56%忘れる・・・なら、勉強しても無駄じゃん。という声も聞こえてきそうだが、条件が変われば違う結果となるのもわかっている(エビングハウスの忘却曲線より)。つまり、何かを学ぶ時、その知識が自分にとって意味のあるもの、重要なものであると忘れにくい。逆にその内容が自分にとって意味のないものであれば、すぐ忘れる。だから重要でなおかつ意味のあることは耳にタコができるぐらい聞いて覚えておいて欲しい。I have an octopus in my ear 「耳にタコ(オクトパス)ができる」 ではもちろんない。ここでのタコの意味は角質化した厚い皮膚のことをいう。「耳にタコができる」とは何度も同じことを聞かされて嫌になる、つまり聞き飽きている状態を表す。それぐらいSNSの危険性については学んでおいて損はない。知っておいて欲しい。1年生はライン講習会に続き再び学んだ。何度でも、何度でも・・・・耳にタコができるほど。

 夏休み前 SNSの危険性&非行防止教室 

 SNSの危険性について(写真2):夏休み前に意識して欲しい。1年生をネットの被害者、加害者にさせないために必要なものは何か。J:COMの粟津先生は伝える。インターネットでのコミュニケーションを使わない人はほとんどいない時代となった。スマホやタブレットは楽しくて時間を忘れてしまう。だからこそ、耳にタコができるぐらい「こういう使い方大丈夫かな?」を今一度確認した。使うゲームソフトの年齢区分(Bは12歳以上対象)、SNSで使う言葉、使う時間等は自分で決めることができる。ネットに振り回されず、上手に使いこなす力が求められているのだ。・・・ネットのトラブルは一方的に伝わっているという思い込みや文字の誤解から生じる場合もある。ボイスチャット、ビデオ、会って話す。道具を上手く使い分ける。グループトークもトラブルの種となる。オススメは(連絡網としてのみ使う グループで使うルールを決める 既読スルーも大事)。参考になる。「炎上」したネットのデーター(写真・動画・誹謗中傷等)は5年後、10年後も残り続ける。進学、就職、将来やりたいことに影響するかもしれない。大人が口を酸っぱくして、耳にタコができるぐらい言うのは、言うべき理由があるからだ。

 非行防止について(写真3)SNSに関わる危険性については、嫌というほどわかったはず。次にサポートセンターの森本先生からは非行防止について教えていただいた。・・・少年犯罪は軽い気持ちでやってしまった、というものが多い。万引き、自転車盗、イライラして暴行、ものを壊す器物損壊などがあるが、最初から人のものを盗ろうとか人を殴ろうとする人はいない。ではなぜおこしてしまうのか?例えば万引きでいえばお店に入った。自分のお金は使いたくない。バレても謝ればいいやと軽く考えて、つい行動にうつしてしまう。少年犯罪は心のスキをついてやってくる。軽い気持ちでやってしまっても犯罪であることに変わりはない。場合によっては鑑別所や家庭裁判所(審判)のお世話になる。軽い気持ちでおこなって後悔しないためには・・・自信を持って行動できることをする。これやって大丈夫かな?と迷ってしまったら、それは「しない」を選ぶ。

 耳にタコ トラブルの種 回避して