避難経路図  クラス毎に避難 3年生避難 

1年生避難:避難経路図(写真1)

2年生避難:(合成写真2)

3年生避難:(合成写真3)

 気象台は5月16日(日)、近畿地方と東海地方が梅雨入りしたようだと発表しました。 近畿地方では平年より21日も早く、統計史上最も早い梅雨入りです。さて、今週はずっと雨でその影響をもろに受けたのが避難訓練でした。豊中市立第九中学校では毎年1学期に火災を想定した「避難訓練」をおこなっています。新型コロナウイルス対策で3学年の「密」を避けるため、終礼後に学年別避難訓練(1年生は5月17日(月)、2年生は18日(火)、3年生は19日(水))を予定していたのですが、3日間とも雨のため運動場には避難せず、担任が避難経路の確認(写真1)をし生徒玄関まで誘導しました(合成写真2,3)。 避難訓練 

 学年別避難訓練 計画  

 梅雨の時期が始まることを梅雨入りや入梅(にゅうばい)という。ああ春も終わりかという気分になり、世間では夏が始まったという気になる。暦の上では、入梅は6月11日頃とされるているから、今年は異例の速さの入梅であった。この時期に豊中市立第九中学校では避難訓練をおこなう。今年もコロナ対策として学年別で計画した。目的は安全を第一に考え、防災の意識を高めることである。避難訓練の合い言葉は、「お・は・し・も」だ。押さない。走らない。しゃべらない。戻らない。

 教室で避難経路を確認後、某場所から白い煙があがった(つもり)。”火事だ!”火炎発見。先生が報知器に走った、押した。ジリジリジリジリーンー。教頭先生が緊急放送を流す。全校生徒は一斉に避難経路を通って運動場へ・・・。とはならなかった。

 学年別避難訓練 実施 

 担任の先生から避難時の注意を受け運動場へ!の予定であったが、3日間とも雨天であった。避難訓練担当者は計画を変更した。中止延期という判断もあったが、コロナ禍で今度いつ3日間日程を確保できるかわからない。臨機応変に対応する。「グラウンドの集合はなしで避難経路の確認のみとします。担任の先生は以下の連絡を終礼等でお願いします」内容はこうだ。

 避難訓練担当者「今日は避難経路を通って、グラウンドへ集合という流れでしたが避難経路を確認して下校とします。2018年、今から3年前には震度6弱の大阪府北部地震がありました。九中でもグラウンドに避難し、保護者にむかえに来ていただくということがありました。その時の中学生、みんなの先輩たちはすごく不安そうにしていました。教室にいた人たちの中で、しばらく動けなくなっている人たちもいました。本来であれば、全校生徒一斉に訓練を行いたかったのですが、緊急事態宣言下ということもあり学年別で行っています。地震などの自然災害はいつ起こるかわかりません。火災も同様です。災害が起こった時に迅速に動けるよう、今から行く避難経路をしっかり覚えるようにしておいてください。また、地震などが起こった時はパニックになることも予想されます。できる限り冷静に動けるよう自分の命を守るため、避難経路確認の時間を大切にしてください」

 担任は担当者の意を汲み話をおこなう。その後クラス毎に避難経路を通って生徒玄関まで引率し避難経路を確認した。災害は忘れた頃にやってくる。災害が起こった時、どこに集まり、どこに避難しなければならないのか。また、避難場所までより安全に移動するにはどうしたらいいのか?煙を吸わないようハンカチ等で口を押さえる、そして、押さない。走らない。しゃべらない。戻らない。

「お・は・し・も」避難訓練 合い言葉 

~ 押さない。走らない。しゃべらない。戻らない