バッハ ヘンデル 音楽鑑賞 アルトリコーダー指使い

音楽室:バッハ・ヘンデル(写真1)

音楽室:音楽鑑賞(写真2)

音楽室:リコーダー指使い(写真3)

 新型コロナウイルスの感染拡大が少しおさまり緊急事態宣言は解除されましたが、学校教育活動は感染防止対策をして継続いたします。さて、感染防止に気をつけなければならないところといえば、「音楽室」です。音楽室は歌を歌ったりリコーダーを吹くことが出来る「音を楽しむ」場所ですが、ようやく、音楽室からリコーダーの音色を聴くことが出来るようになりました。アルトリコーダーの音色♪

 アルトリコーダーは音楽室の友

 九中生は毎朝健康観察カードを持参してくるのが日常となった。忘れてくる人も少なくなった。さて、緊急事態宣言下での音楽の授業はつらかった。リコーダーは特に飛沫があるのでダメという。アルトリコーダー(縦笛)のrecorderとは「記録するもの」という意味であるが、鳥が「歌う」「さえずる」という意味にも用いられた。アルトリコーダーは指先を器用に使いこなすことで脳細胞を刺激、学力向上にもつながる楽器である。音楽室でさえずりたい。

 現代ではアルトリコーダ-を誰もが簡単に吹ける楽器として軽んじる傾向にあるが、大きな間違いである。奥は深い。バッハやビバルディ、ヘンデル(写真1)といった音楽家が活躍した時代の素晴らしい楽器なのである。クラリネットやトランペット、トロンボーン等はそう簡単にいい音は出ない。だが、アルトリコーダーは違う。構造がシンプルでリードは要らず何よりも安い。音色もいいし。リコーダーの表現力を極めるには、それなりの才能と努力が必要ではあるが、なによりもアルトリコーダーが上手だとかっこいい。毎学期、座右の友となって欲しい画期的な楽器なのだ。音楽室で奏でたい。

 恐る恐るリコーダー 現在、歌唱については音楽室でマスクをし距離をとって同じ方向を向くという条件のなかでおこなっている。10/1日ようやく緊急事態宣言が解除された。音楽科はこの日を待ちわびていた。さてリコーダーである。音楽の授業ではリコーダー(縦笛)がかかせない。コロナ以前はリコーダーを教室で一斉に吹いていた。コロナ後・・・吹けなかった。飛沫が問題視され、指を動かすくらいしか練習ができないというリコーダーにとっては暗黒の時代が訪れたのである。だから、緊急事態宣言が明けたといっても思いっきり・・・はできない。時間は短く、おしゃべりのないように、窓は全開にして!ここは徹底してである。いつからリコーダーの授業ができていなかったのか?実に1学期以来だ。学校では確認ができないままであった。ようやくだ。要約すると「この日が来た」のだ。10月6日(水)、音楽室では「3人の指揮者の違いを聞き比べよう(写真2)」と鑑賞の授業後、アルトリコーダーを握りまずは指使いの確認だ(写真3)。「ではいきまっせ」。(感染防止のため)最初は男子だけ(女子は指使い)、次は女子だけ(男子は指使い)♪とアルトリコーダーを奏でた。音楽室にアルトリコーダーの音色がひろがった。

 担当者「おそるおそるですがアルトリコーダーの練習を開始しました。指使いの練習もしていましたが、やはりアルトリコーダーは音を出さないとその良さはわかりません。アルトリコーダーは音を出す積み重ねが大切な楽器です。これからも短時間ですが練習を積み重ねていきたいと思います」

秋色に アルトリコーダー 広がる音(ne)