千里 九「石川県の県庁所在地は金沢であることは知られているが、金箔アイスは人口膾炙(かいしゃ)しているだろうか」

 午後は13時05分に予鈴 机の上にタブレット   調べ学習

 午後:4限目13:05予鈴(写真1)

令和の文房具タブレット(写真2)

タブレットを使って調べ学習(写真3)

 今日から中間テストが始まりました。1年生は入学後初めてのテストで緊張もしているようですが、実力を十分に発揮して欲しいと思います。さて、先週の金曜日は、警報発令により時間割も変更を余儀なくされました。そんな中、1年生某クラスの4限目は社会科、タブレットを使って、「都道府県調べ」へとGO!しました(下写真)。調べよう!都道府県!

 4時間目を迎えるまで

 せんしゅうと入力すると「泉州」と変換された。泉州をiPadで調べてみる。泉州は大阪の南西部に位置しており、古くから栄えた地域で、歴史・文化的資源(仁徳天皇陵古墳)や産業資源(泉州タオル)、伝統的な祭り(だんじり)が有名であることは大阪人の基礎知識である。なるほど。さて、泉州を学ぶのは地理の時間に譲るとして、「せんしゅう」と入力し変換したかったのは「先週」であった。

 前置きが長くなったが、先週の金曜日、大阪の北に位置する豊中が大雨警報に見舞われた。第九中学校もあわただしく動く。8時21分警報は解除され時間割担当の先生たちにより時間割がシュミレーションされた。1時間を45分授業とし、午前3時間、午後3時間と6時間授業を確保してくれた。来週からテストなので1時間たりとも失いたくない。9時過ぎ、激しかった雨も小雨となり生徒達が順次登校してくる。お昼前には晴れ間がひろがった。1年生某クラスは3限後黙食をすませてお昼を終えた。本来なら次は5時間だが4時間目は「社会科」が待っている。時間を間違えちゃいけない!と思った担任は、黒板に13:05予鈴と黄色のチョークで書き、思案して晴れたね(写真1)のイラストを添えた。

 4時間目は社会(地理)13:05予鈴が鳴り社会科担当者Nが姿を現し、タブレットを配付する。授業が始まった。今日のめあては、「日本の都道府県を知る」であった。パワーポイントを使って7つの地方区分の名称を調べる。「・・・中国地方の地方区分は山陰と山陽に分けられるね。中部地方は3つで、日本海側に面した北陸、中央高地、太平洋側は東海地方だ。」タブレットは机の上に置いたまま(写真2)。地図帳や筆箱の上にタブレットを置く生徒もいる。タブレットは机の上で文房具と化していた。・・・海に面していない県 8つ授業は進む。次は地図帳の出番である。N「海に面していない都道府県を8つ、陸と接していない都道府県を2つ調べてください」地図帳をひろげ調べた後、手を挙げ生徒が答える。「山梨県!」N「そう、山がいっぱいあるけど山梨県といい、海はないから海なし県という・・・」この場面で心優しい生徒たちはクスッと笑ってあげないといけない。クスッと笑いがおこった。満足げなN先生は黒板中央に山梨県と書こうとするが、黒板には「晴れたね」イラストが残っていた。一瞬イラストを消そうとするも担任の”懸命”に描いたイラストは消さない。県名8つの答えはイラストの横に書いたのだった(右写真)。

 残り路時間15分でようやくタブレットの出番となった。「1人ひとつ、都道府県を調べよう(写真3)」ということで、iPadを駆使し、頭に浮かんだ都道府県をひとつ調べ発表のための材料を集める。地理や歴史、1枚の写真に釘付けとなる。行きたいなと思う魅力を見つける。令和の文房具iPadの向こうに日本がひろがっていた。

青い iPad駆使し 沖縄へ 都道府県調べ(沖縄県)