腐葉土

カブトムシ 幼虫 

落ち葉集め 

園芸部:腐葉土づくり(写真1) 園芸部:カブトムシの幼虫(写真2)

園芸部:落ち葉拾い(写真3) 

 新型コロナウイルスの感染急拡大はおさまる気配はありませんが、学校教育活動は感染防止対策をして継続いたします。部活動については感染拡大防止対策を徹底しながら、土日祝も含め、豊中市立中学校の部活動に係る方針に則り活動を実施しますが、感染リスクの高い活動は実施しません。さて、「園芸部」の活動です。1月の園芸部の活動は、オープンエアの中で黙々と新年度に備えての「腐葉土づくり(写真1)」でした。腐葉土づくり

 腐葉土づくり 園芸部 循環する自然を学ぶ 

 園芸部は毎年この時期になると「腐葉土」を作る。園芸部は九中自然林の竹で竹馬を作って遊んでいたか定かではないが腐葉土とは※竹馬の友であった。深いつながりがある。「腐葉土」を作る季節がやってきた。では腐葉土とはいかなるものか?土をより良い状態へ改善してくれるのが腐葉土である。冬になると九中自然林の木々の葉っぱは枯れ果て地面に落ちる。落ち葉はミミズなどの虫や微生物が長時間かけて分解していく。分解された葉は土のように変化していく。これが腐葉土だ。腐葉土は「通気性」「保肥性」「保水性」を兼ねそなえる。この腐葉土を土に混ぜるといい。柔らかい土となり微生物が増え、植物が育ちやすくなり植物の成長を助けてくれるのだ。とある日、園芸部は収穫が終わった畑に向かった。昨年作った「腐葉土」を畑にまく。その後は落ち葉拾いに向かった。世間では、1857年にフランスの画家ミレーによって描かれた「落穂拾い(おちぼひろい)」のほうが有名であるが、「落ち葉拾い(おちばひろい)」は、九中園芸部が有名なのである。  ※竹馬の友 幼いころに、”とも”に竹馬に乗って遊んだ友。

 カブトムシの幼虫が・・・園芸部通信12、1月号より 秋の収穫が終わった畑で冬に向けて行う大切なことは土づくりです。畑のまわりには落葉樹がたくさんあり、多くの葉を落とします。九中の校庭で大量に落ちる葉は、校内整備で用務員の方々がきれいに掃除して、袋詰めにし、廃棄してくださっています。しかし本来の自然では落ち葉は菌類(カビやキノコのなかま)や細菌類に分解され、土にかえり、また植物の栄養分として循環しています。園芸部ではできるだけ循環のサイクルが回るように毎年落ち葉を集めて腐葉土づくりをしています。その腐葉土づくりの中で、今年は大発見がありました。なんと、腐葉土の中からカブトムシの幼虫(写真2)が・・・。

 腐葉土を畑に移す作業をしているとたくさん昆虫の幼虫が出てきました。最近私たちの周りからいなくなっていると思っていた昆虫たちも、実はひそかに命をつないでいたのですね。(顧問の先生が)理科室にいったん持ち帰り、くわしく調べてみることに・・・調査結積み上がる落ち葉果カブトムシの幼虫:7匹、ハナムグリの幼虫:13匹(一般的にはカナブンと呼ばれることも)。土から出すと、仰向けになって背中ではい回る。その姿がとてもユーモラス!観察後、元の場所にもどしました。初夏に羽化するのが楽しみです。

 さあ、次の腐葉土づくりのための落ち葉集めです(写真3)。B棟裏のテニスコートの落ち葉も集めておきました(左上写真)。これで、運動部の人たちも活動しやすくなります。集めた落ち葉は肩ほどの高さまで積み上がりました(写真右)。腐葉土づくりの場所は、カブトムシ牧場にもなりました!九中が豊かな自然を育む場所になればいいね。

顧問「全く手をつけないことが自然を守ると思われがちですが、人が少し手を加えることで、実は生物の多様性が守られています  」 

カブトムシ 先輩後輩 受け継いで