今日の授業のポイント  学校薬剤師の先生  人間の本来の能は・・・

2021 薬物乱用防止教室(写真1)

2021 薬物乱用防止教室(写真2)

2021 薬物乱用防止教室(写真3)

 ~薬物乱用防止教室~ 3年生薬物乱用防止教室です。7月9日火曜の6限目、学校薬剤師の奥井先生にお越しいただき、体育館にて「薬物の危険性」について学びました(下写真)。授業のポイントは、『絶対にしない!(写真1)』です。いろいろな薬物について、副作用なども含めてお話をされ、特に青少年の間で身近に迫る危険ドラッグと大麻については、より詳しく生徒の心に届けてくださいました。最後に、新型コロナウイルスのワクチンに関して接種する自由、しない自由についても言及していただきました。薬物乱用防止教室

 薬物汚染はなぜなくならない。

 著名なスポーツ選手や芸能人の人たちが薬物に手を染めてしまった。薬物による逮捕報道が後を絶たない。毎年薬物汚染は繰り返される。著名なスポーツ選手や芸能人の人たちも耳にタコができるぐらい違法薬物はダメだと聞かされすぎ、耳に角質化した厚い皮膚(これがタコ)ができているはずだ。なのに耳にタコができるほどダメだとわかっている大人がなぜ・・・?どんなに精神的身体的に強靭な人たちでも、脳が薬物をおぼえてしまうと抜け出せなくなるのが、薬物だからだ。

 どうして薬物はやめられなくなるか・・・奥井先生は毎年3年生を対象に、やめられないメカニズムを図を使ってとてもわかりやすくお話してくださる。このお話はやめられない。

 奥井先生が体育館に立たれた(写真2)。授業のポイントは、絶対にしない。コカインは、1g6万円!依存性が高く乱用される。たった一回使用しただけでも、やめられない。違法薬物は強い快感を脳に与える(写真3)。クスリの力を借りて幸せな気分になる。依存状態が続くと、頭は違法薬物のことばかり考え、仕事や勉強、身の回りのことも手がつかなくなり、あらゆる方法で違法薬物を手に入れようとするから始末が悪い。その結果、健康、家族、仕事、お金を失い、生活が破綻してしまう。奥井先生のお話は、薬物に手を出さない「干天の慈雨」であった。干天の慈雨(かんてんのじう)・・・日照り続きのときに降る、恵みの雨。困っているときにさしのべられる救いの手にたとえる。

 違法薬物 絶対に持たない、もらわない、買わない、使わない!!

 インターネットでも違法薬物について検索できるが、興味本位でサイトをクリックすると、後々、警察から事情を聴かれる場合もある。薬物に関しては偽りの情報も多い。悪事は千里を走るが、正しい情報は伝わりにくい。だからこそ、甘い言葉や安易な誘いには乗らず、他人からの悪い誘いはきっぱり断る勇気を持つ。違法薬物は絶対に持たない、もらわない、買わない、使わない!!生徒「中学生に薬物は関係がないと思っていたけれど、10代の人が大麻をインターネットなどで購入してやめられなくなることが多いというのがとても驚きました。自分には関係のないことだと思わず気をつけたい」

 奥井先生「違法薬物に一度手を出すと自分の力ではどうしようもなくなります。一度の好奇心で一生後悔することにも。そうならないためには違法薬物には絶対に手を出さないこと。大麻にも気を付けてください。大麻は1g6千円程度で手に入り国によっては合法なところもあります。未成年者に手が出しやすいので危険が近づきやすい。違法薬物に自ら近づいていくようなことがないよう、インターネットの使い方にも注意しましょう。」

待ったなし 違法薬物 ダメ絶対