朝、校庭を歩いていると、少路小学校の校歌が思い浮かんできます。

 少路小学校 校歌.mp3  作詞:上田幸子 作曲:竹森実蔵

一.

 この空いっぱいの 太陽が 

 ぼくらの窓にも 光ってる

 伸びる生命の 足並みが

 そろう少路の

 そろう少路の 朝の庭


二.

 この丘いっぱいの そよ風に

 わたしの明日を のせようよ

 ひかる若葉の しまくまを

 越えてはるかに 

 越えてはるかに ひらく夢


三.

 この胸いっぱいの ほほえみが

 みんなの心を 結ぶいま

 空にわきたつ よろこびの

 雲にうたおう

 雲にうたおう 少路の歌を

 

少路小学校の子どもたちや教員たちの顔や学校生活の姿が思い浮かんできます。まさに少路小学校にピタッとあてはまる、しっくりとくる、これしかない歌詞だと思います。そして、歌詞の中に込められた願いや想いはとても共感します。

作詞をされた上田幸子さんの想いが、創立10周年記念誌『島熊山に育つ子ども-21世紀に向かってたくましく生きる子どもたちのしあわせをねがって-』7頁に載っています。

「少路小学校の校歌の歌詞募集という知らせをもって帰って来たのは、長男が二年生の時でした。

それまで、詞はおろか詩さえ全く書いたことがない私が、書いてみようかなという気になったのは、生まれたばかりのかわいい学校、静かで家庭的な雰囲気の中で学ぶ我が子に、今、この地で学ぶ幸せをしっかりと覚えていてほしいという強い願いからです。

緑に恵まれ、見上げればどこまでも続く広い空。大勢の友達や先生と、いろんな出来ごとに出会いながら過す六年間。その出会いを喜んでほしいと願いました。

学校の名前ばかりをくり返すのではなく、目をとじて歌えば、少路小学校の校舎や校庭、先生や友達の顔が浮かんでくるような歌詞にしたいと考えました。

いつまでも歌い継がれることを幸せに思っています。」(元PTA運営委員)

本当にその通りの校歌ですよね。

音楽専科に聞くと、「子どもたち、この校歌とっても大好きなんですよー!」と言っていました。

3月24日の修了式は、オンラインで行ったのですが、各教室から子どもたちが歌う校歌が校長室まで聞こえてきて驚きました。

子どもたちが、自分の学校の校歌が大好きっていうのは、とっても嬉しいですし、とっても素敵なことだと思います!