豊中市は、次代を担う子どもたちに舞台芸術の素晴らしさを知ってもらおうと、市内の中学1年生を対象に市立文化芸術センターで行っているフルオーケストラの鑑賞体験を市内の小学4年生にも拡大しました。

この事業は、子どもたちに質の高い本格的な舞台芸術に触れ、豊かな感性や創造性を育んでもらうことを目的に、「豊中市文化芸術振興基金」活用事業として、市内に拠点を持つ「日本センチュリー交響楽団」による特別な演奏会です。自治体の主催としては全国的に大変珍しい取組みです。「音楽あふれるまち・とよなか」「プロフェッショナルなチームがあるまち・とよなか」。豊中らしさがある、実はすごい取組みであると言えます。その取組みがもうすぐあります。

プログラムは、次の曲目が予定されています。

1.モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲

2.楽器紹介(各楽器による演奏)

3.ビゼー:歌劇「カルメン」よりジプシーの踊り

《指揮者体験》ビゼー:歌劇「カルメン」より第1幕への前奏曲 抜粋(少路小学校から1名体験させていただけることになりました!) 

4.チャイコフスキー:バレエ組曲「白鳥の湖」より情景

5.オッフェンバック:喜歌劇「天国と地獄」序曲 全編

《アンコール》シュトラウスⅠ:ラデツキー行進曲(ウィーン・フィル ニューイヤーコンサートで定番のマーチですね! 手拍子で子どもたちも演奏に参加)

馴染みのある曲や楽器紹介のコーナーなどもプログラムに取り入れられ、子どもたちが興味を持ちやすく工夫されるようです。

この2年間、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、子どもたちは音楽の授業や学校行事の音楽会も制限されてきましたので、子どもたちにぜひ本物の音楽に触れる機会をつくってあげたいと思っていました。

1学期に日本センチュリー交響楽団の楽団長とお話をする機会がありました。楽団長が「豊中市立文化芸術センターが完成した当初は、ホールに響きが馴染まず大変苦労しました。しかし今は、響きが非常に馴染むようになって、プロとして自信をもってお届けすることができています。素晴らしいホールです!」というようなことを仰っていたのを思い出しました。

4年生は、この貴重な鑑賞体験を大切な時間にしてもらいたいと思っています。(とってもうらやましい!)

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