10月24日(月)、豊中市こども相談課と大阪弁護士会と連携し、弁護士による「いじめ予防出張授業」を6年の4クラス、全クラスで行いました。

弁護士は法律の専門家。法律家の視点からの人権感覚を教室内にいる子どもたちに気づいてもらいたい。「いじめ」の空気(「いじめ」は誰でも被害者になりうる、誰でも加害者になり得る、傍観しているだけでも人を傷つける可能性がある)を子どもたちが理解することをねらいとして実施しました。

 

授業では、ロールプレイ(役割演技)を行ってみんなで考える活動や、「心のコップ」の実演から心の状態を想像してみる活動がありました。

「心のコップ」は、コップに水を注ぎあふれさせる実演を行い、いじめられている子どもの心の状態を想像するようにします。コップ=いじめられている子どもの心、水=「いじめ」にあたるような発言や行為、水が溜まりコップからあふれる= …とします。コップから水があふれだした時、以下の2点のことが伝えられました。

①人の心は外からは見えないため、自分の一言がコップの水をあふれさせる最後の一滴となるかもしれない。②周囲の言動でコップの水を減らすことができる。

最後に、弁護士から「一人で悩まないで」「話すと気持ちが楽になる」「大人が解決してくれることもある」と、メッセージがありました。

普段は会うことがない弁護士が教室にやってくるということで、6年生の子どもたちはドキドキしていましたが、子どもたち一人ひとりの胸に残る出張授業となったのではないかと感じます。

今週は、6年生の他に4年生と5年生の全クラスで、弁護士による「いじめ予防出張授業」を行う予定としています。