今から24年前、平成13年(2001年)6月に起きた大阪教育大学附属池田小学校の事件を教訓に、大阪府では、毎年6月を「子どもの安全確保推進月間」、6月8日を「学校の安全確保・安全管理の日」と定め、「子どもを守る大人のスクラム」を合言葉に、子どもの安全確保に取り組んでいます。

事件後、豊中市内の小学校には警備員が配置され、門もオートロックになり、防犯カメラ(録画)の設置等の安全対策がとられています。いざという時に大切な子どもたちの命を守れるよう、本校においても不審者侵入時の体制等を確認し、豊中警察と連携した教職員の対応訓練や研修を行うなど安全・安心な学校づくりに努めています。

6月14日(土)には、本校多目的教室で地区合同懇談会・地区別懇談会が開催され、PTA、自治会長、大池社協、民生児童委員、保護司、地区安全委員等、地域のみなさんが集まり本年度の活動や子どもたちの安全について話し合われました。

先日開催された健全育成会では、児童の登校時・下校時の安全について、附属池田小学校の事件を受けてPTAの旗当番が始まったことや見守り隊が結成されて定期的な見守りが始まったと聞きました。

スクランブル交差点や千里川橋付近をはじめ、信号がない交差点等、通学路には交通事故が起こりやすい危険な箇所があります。現在、働き方や高齢化等のため見守り活動の継続が今後難しくなるとの見通しがあります。学校だけでは補いきれない児童の安全・安心、見守りについて「子どもを守る大人のスクラム」で、今後、いっしょに考えていく必要があると感じています。