本校は、昭和11年(1936年)4月、克明第三尋常小学校として地域の方々の大きな思いを受け、大池の名が示す通り大きな池を埋め立て、大阪府下で初めてのオール鉄筋校舎・講堂が建設されて誕生しました。

同年10月に市制が施行され、本校は豊中市とともに歩んできていると言えます。

昭和16年(1941年)に豊中市大池国民学校となり、昭和22年(1947年)には豊中市立大池小学校となりました。創立から本年で89周年を迎えた地域とともにある学校です。

本校では、「求めて学ぶ子どもの育成」を学校教育目標として掲げています。社会が急速に変化し予測困難な時代を迎えていることを踏まえながら、一人ひとりの可能性をより一層伸ばし、新しい時代を生きる上で必要な資質・能力を育んでいくことを目指しています。そして、「自ら学びとり、友だちと対話しながら問題を解決する子ども」「思いやりの心を持ち、自他を大切にできる子ども」「健康で明るく生活し、“いのち”を大切にする子ども」を目指す子ども像としています。

子どもたちを育んでいくうえで、「人と人との“つながり”なくしては、人は決して育たない」と言われます。また、「つながり」が子どもの学びと育ちの環境を豊かにすると言われています。大池校区は、学校と地域が互いに「顔の見える関係」で、子どもたちを町ぐるみで育てていこうとする気風や土壌があります。 

子どもたちにとって「明日がもっと楽しみな学校」をつくっていくためにも、学校・家庭・地域がつながり、【子どもたちの未来への応援団】となって子どもたちの可能性を応援していくことが大切であると考えています。

本年度もこれまでに引き続き、保護者・地域の皆様のご支援ご協力を賜りますようよろしくお願い申しあげます。

令和7年(2025年)4月

豊中市立大池小学校 校長 沖野 勝則