11月10日(月)、大池小学校と豊中市こども安心課と大阪弁護士会が連携して、弁護士の先生5名をお招きしての特別授業「いじめ予防授業」を5年生で行いました。

弁護士は法律の専門家。法律家の視点からの人権感覚を教室内にいる子どもたちに気づいてもらいたい。「いじめ」の空気(「いじめ」は誰でも被害者になりうる、誰でも加害者になり得る、傍観しているだけでも人を傷つける可能性がある)を子どもたちが理解することをねらいとして実施しました。

授業では、ロールプレイ(役割演技)を行ってみんなで考える活動や、「心のコップ」の実演から心の状態を想像してみる活動がありました。

 

「心のコップ」は、コップに水を注ぎあふれさせる実演を行い、いじめられている子どもの心の状態を想像するようにします。

コップ = いじめられている子どもの心

水 = 「いじめ」にあたるような発言や行為

「いじめ」にあたるような発言や行為があると水がコップに注がれていき、溜まっていきます。

そして、コップから水があふれだした時、弁護士の先生から以下の2点のことが伝えられました。

①人の心は外からは見えないため、自分の一言がコップの水をあふれさせる最後の一滴となるかもしれない。②周囲の言動でコップの水を減らすことができる。

この特別授業「いじめ予防授業」では温かく自由な雰囲気の中で、子どもたちは活発に意見を出しあい「いじめ」について考えることができました。また、「いじめている人」と「いじめられている人」の気持ちを考えて自分は何ができるか様々な対応方法等を考えることができました。

普段は会う機会がない弁護士の先生が教室にやってくるということで5年生のみんなはドキドキしていましたが、子どもたちの授業にのぞむ顔を見て、子どもたちの心に響いたことがわかりました。

今回、お招きした弁護士の先生の中に豊中市立小学校を卒業された「豊中っ子」がおられ、親近感がわきました! 特別授業をしていただいた弁護士の皆さま、ありがとうございました!