本校の研究教科は国語科。今年度の研究テーマは、「“もっと読みたい!” “もっと伝えたい!” “もっと知りたい!”となる物語文の授業をつくる ~深く読むことで、自ら学び・自らつながる子どもたちへ~」です。対話活動を通じた物語文の授業を行うことで、物語を深く読む力が向上するを仮説にして研究を進めています。

9月22日(月)6限目、4年2組で国語の校内研究授業を行いました。単元名は「人物の気持ちの変化を伝え合おう」、教材名は「ごんぎつね」(作者:新見南吉)です。

「なぜ、ごんは撃たれたのだろうか」の問いに、兵十から見たごん、ごんから見た兵十という両方の視点から、叙述をもとにして「距離」の理由を考え、伝え合う活動を通して登場人物の心情変化に深く迫っていました。子どもたちは「ごんぎつね」の世界にどっぷりつかって、友だちの考えをしっかり聞くとともに自分の考えを活発に出し合い、相互の響き合いがある深まりのある授業となっていました。子どもたちが「もっと読みたい!」「もっと伝えたい!」「もっと知りたい!」となる授業でした。

授業が終わり、子どもたちに感想を聞きました。

校長「今日の授業どうだった?」

子ども「難しかったけど、楽しかった!」

校長「どんなところが楽しかったの?」

子ども「みんなで意見を出し合って、分かんなかったことも分かって、すっきりした! それが楽しかった!」

子どもたちが満足感や達成感がある表情で答えてくれたのが印象的でした。

授業後、教職員の研究協議も活発に行われ、大池小学校担当の指導主事(教育センター研究研修係)から指導・助言を頂きました。

今後も全教職員一丸となって研究を進め、子どもたちに還元してまいります!