"運動の秋"の運動会に続き、今度は"芸術の秋"ということで4年ぶりの全校揃っての芸術鑑賞が実施されました。

『能楽』という約600年も前から演じ受け継がれてきた…といっても、歴史を勉強している6年生なら観阿弥・世阿弥の名前ぐらいは知っているかもしれませんが、なかなか『能楽を観劇したことがある!』という人は少ないかもしれません。先生もむか~しむかしのそのむかし、子ども時代に国語・社会で能・狂言がで出てきたことと、難波にある日本文楽劇場に舞台を見に行った記憶がかすかに残っているぐらいです。

前段のさわりの部分で、教科書でもおなじみの狂言「附子」も紹介していただいたあと、演目は『土蜘蛛』という源頼光と土蜘蛛との物語でした。

演者の方に混じって、東丘の児童を代表した数名が、泣く・笑うの表現の仕方や太鼓の演奏など、それぞれの役柄で堂々と舞台に立ちましたが、『練習は短い時間しかなかったはずなのに、よくここまでの演技を…』というほど、見事に演じている姿を見せてくれました。

低学年には正直難しいところもあったと思いますが、土蜘蛛との決戦時には声を合わせて台詞を言ったり、土蜘蛛がクモの糸をスパイダーマンばりに投げかける演者の動きに『おー!』という歓声をあげたりと、学年相応に楽しんでくれたのではないかと思います。

演目について長々と語るより、画像での紹介にかえたいと思います。物語を想像しながら見ていただければ幸いです。それでは、土蜘蛛の画像セレクションのはじまりはじま~り~。

『汝知らずやわれ昔~、葛城山に年を経し~、土蜘蛛の精魂な~り~♪』(全校児童での台詞より)