今日は6年生への出前授業(GSMILE授業)で、元ガンバ大阪のGKであった木村敦志さんにお越しいただきました。

2014年に現役を引退されていますが、茨木市の小学校から始まりガンバ大阪ジュニアユースからガンバ大阪ユース、そしてガンバ大阪に入団し退団までガンバ大阪という、生粋のガンバ大阪ファンならよく知っている生え抜き』の選手です。さらに経歴を付け加えるとすれば、U-15/U-16/U-17/U-18/U-21の日本代表にも召集されていたその年代を代表するGKでもあります。

そんな華々しい経歴の裏で、ジュニアユースで受けた衝撃や、トップチームでのデビュー戦まで8年かかったこと、その時間の中でモチベーションをどのように保ったのか、良いチームとは?など、様々なお話をいただきました。

  

小学生時代は「茨木市でGKと言えば=木村」というぐらい有名な選手だったのが、ジュニアユースには自分よりうまい選手が何人もいることを体感して、中学生ながらにカラダ作りや食生活などにも意識をもって、自分より上手い選手を超えるための『人より努力すること』を惜しまなかったそうです。あとは、プレーだけではなく、快活なあいさつ話す人の目を見て話を聞くなど、プレー外でも意識をもって取り組んでいたとのことです。

所属しておられた期間のトップチームは、常に上位争いの中で優勝も出来るようなチームだったそうで、どんな選手も‟人の良いところを見つけて、それを認め合える”ことが自然にできる非常に良い雰囲気だったそうです。「なんだか東丘・北丘で取り組んでいる『もちあじ』を大切にするところに共通するな~」と思って聞いていました。チームの状態が悪い時ほど、人やミスのせいにしたり…ってことも良くある話ですよね(´Д`)

  

常に意識していたことは、大切なお金でチケットを買って応援・観戦に来てくれたお客さんに(サポーター)にどれだけ楽しんでもらえるか。木村さんの現役当時の映像には、プレーするかっこいい映像とファン感謝祭でファンサービスを徹底するともに‟プロ”の姿がありました。

あと、若い時に言われたホウ・レン・ソウ=報告・連絡・相談。その時は正直❝?❞だったそうですが、社会人として経験を積む中でそのコミュニケーションスキルの重要性や大切さを学んだそうです。

子ども達からの「なぜキーパーを選んだんですか?」「セレクションに臨む際に心がけたことは?」などの質問にも、これまでのキャリアを振り返りながら真摯に答えていただきました。

授業を受けた6年生は、今回のサッカーというスポーツ・職業を通じて、自分のキャリアを描く上でどのような学びを得たのでしょうか?また感想などで見てみたいと思います。

木村さんをはじめ、コーディネートくださいましたガンバ大阪のスタッフのみなさん、貴重な学びの機会をいただきありがとうございました。