みんなハッピーになるために ②かるたで「一部ハピ」を ③自分が思う「一部ハピ」を付箋に
 ①みんなハッピーになるために ②かるたで「一部ハピ」を知る ③自分が思う「一部ハピ」を付箋に
④絵本のアイデアを ⑤時間がない!急ごう ⑥勇気を出して!
④絵本のアイデアが思い浮かぶ ⑤時間がない!急ごう ⑥勇気を出して!

多様性(ダイバーシティ)の重要性を学ぶ出前授業「みんハピ」。東京から講師の先生と電通のスタッフ9名の方にお越しいただき、6年生が全力で取り組みました。

みんハピとは? 個々の違いを尊重し合い、幸せな社会を築くための視点を養うことを目的として実施しています。まず初めに、多目的室で講師の先生が、「桃太郎の鬼は本当に悪いことをしたの?」と投げかけました。

 鬼は村の人と仲良くしてたんじゃないの?鬼の視点から物語を再解釈し、「決めつけ」や「思い込み」がもたらす偏見や誤解に気づき、視点を広げる(写真①)。身近に決めつけはないか?身近に残る決めつけを子どもたちは考える。性別や国籍、身体的特徴など10の視点を通じてかるたで考えた。「一部ハピ(一部の人だけの幸せを重視している考え方)」が書かれた「かるた」で固定観念に気づいていく(写真②)。めあては一部ハピを見つける、だ。「女性は研究者に向かない。本当?」自分たちが考える身近にある一部ハピをどんどん付箋に書き出していく。グループでより深く考えたい事柄を一つ選ぶ(写真③)。「見つけた決めつけ、どうなるとみんなが幸せになる?絵本にしてみんなと共有しよう!」と講師の先生は途方もない課題を提案した。えーできるかな?と途方に暮れつつ絵本づくりに子どもたちは取り掛かった(写真④)。そこは西丘っ子、電通スタッフのみなさんに企業秘密である「伝わる」技術を教えてもらいながら話し合い、”締め切り時間を過ぎればただのゴミ”と励まされ短い時間で絵本を仕上げていく(写真⑤)。発表の時間に間に合った・・・。勇気を出して6年生は笑顔、みんハピは目の前にある。

発表の時間「勇気を出して3・2・1(拍手)」みんなのかけ声で絵本の発表が始まります。「男女で一緒にいるだけでカップルと思われる」「ある国出身というだけでマナーが悪いと思われる」など、どのクラスでも自分たちが考えた一部ハピから「私たちは、こんな考えで新しい社会を創る!」という力強いメッセージが発信されていました(写真⑥)。講師の先生、電通スタッフのみなさま、本当に素敵な授業をありがとうございました。

6年生、講師の先生、電通スタッフさん、みんなのエネルギーがすごかったです。熱くて、何だか泣きそうになりました。未来は明るいです。