冬休みを前にスマホの安全な使い方について、兵庫県立大学ソーシャルメディア研究会から大学生の方2名にお越しいただいて、1年生を対象に教えていただきました。

 スマホをめぐる問題として、大きく2つの動画を見て、教えていただきました。

 まずは「ネットいじめ」の動画。何気なくネットにつぶやいたつぶやきが誤解をまねき、友人間の気持ちの行き違いからいじめにつながった話です。この話をもとに文字コミュニケーションの難しさを教えていただきました。文字コミュニケーションは、相手の顔や表情が見えない、読んだ相手が自分の視点から読み解く、軽はずみな行動に陥りやすいなどの問題があることを教えていただきました。それを防ぐためにはどうしたらいいのか?生徒同士考え、意見を出し合いました。相手の気持ちを思う、正確な文章を書く、早とちりをしないなどいろいろな意見が出ました。

 2つ目は、軽はずみないたずらのつもりで投稿したウソが、大きな問題になった動画です。うその投稿が拡散し、社会にパニックを起こしてしまったという話です。投稿するということは世界中に発信すること、一度投稿したものは消すことができないこと、ネット上といえども完全な匿名性はなく、時には犯罪に問われることもあるとの話でした。

 最後に、ネットにかかわって、トラブルに巻き込まれたら、まずは証拠を残すこと(スクリーンショットなど)、一人で抱え込まず家の人や先生など周りの大人に相談すること、専門ダイヤルに相談することが大切であることを教えていただきました。

 これらのことをしっかり理解し、スマホを使うときは安全に使いましょう。