PTA地区懇談会

 PTA地区懇談会において「スマホ・ネットの現状と対策 ~大人がしておきたいこと~」と題して、一般社団法人ソーシャルメディア研究会 チーフ技術指導員竹内義博先生を講師に招き、講演会を実施しました。

 今のスマホ・ネットをめぐる課題として、スマホを持つ年齢がどんどん低年齢化している状況や、瞬時に書き込みがネットに反映されるため、意図せず無自覚にトラブルに巻き込まれたり加害者になったりするなどの課題が指摘されています。また、使い始めると止め処がなくなり長時間使用したり、生活に支障をきたしたりいわゆる依存の状態になる危険性も指摘されています。

 機器やアプリが日々進化する中、全てを理解しその使用方法について子どもを注意し、その危険性から子どもを遠ざけるのはなかなか難しいことです。

 そこで講師の竹内先生がおっしゃった「本質はリアル社会にある」との言葉が非常に印象的でした。

 ネット社会で困っている子どもを救うのもその子の周りのリアルな人間であるし、その危険に向かおうとするのを抑止する力も、その子の周りにいるリアルな人間関係です。リアルな人間関係をしっかり取り結ぶことが、ネットの危険性から子どもたちを守るのに有効だという意味においても「本質はリアル社会にある」という言葉を大切にしていく必要があると思いました。