喫煙防止教室
 昨日の非行防止教室に続き、本日は1年生対象に「喫煙防止教室」を開きました。市の保健所から講師をお招きし「タバコの有害性と健康の大切さ」と題してお話をしていただきました。

 中学生時代は、心や身体が大人へと成長する大切な時期です。この大切な時期に「喫煙」することが、将来の健康にどのような影響を与えるのか、具体的に教えていただきました。

 タバコは「毒の缶詰」といわれるほど有害な物質が多く含まれているそうです。200種類以上の人体に有害な物質、中でも発がん性の物質が60種類も含まれているとのこと。

 タバコの三大有害物質は、健康な細胞をがん細胞に変化させ(発がん作用)、増殖させる(がん促進作用)おそれのある「タール」、細胞を酸欠状態にし、心臓に負担をかけたり血管を通るときにその壁を傷つけ、動脈硬化をもたらしてしまうおそれのある「一酸化炭素」、強い依存性があり、血管を収縮させ血圧を上昇させ、動脈硬化をまねくおそれのある「ニコチン」だそうです。

 これら有害物質はタバコを吸ったときの煙(主流煙)に当然含まれますが、タバコを吸わない人が火のついたタバコの先端から立ちのぼる煙(副流煙)を吸う事で健康被害を受ける受動喫煙の問題があり、むしろタバコのフィルターを通っていない副流煙のほうに有害物質が多く含まれているといわれています。閉ざされた空間にタバコを吸っている人がいると、吸わない人も副流煙により有害な物質を吸ってしまう受動喫煙の状態にあります。

 これらのことを知ったうえで、自分はタバコを吸わない、家族に喫煙者がいる場合受動喫煙のことや吸っている家族の健康の心配から、禁煙するように伝えることの大切さを自身の経験からお話くださいました。

 中学生の「喫煙」のきっかけについても友人から誘われてということが多いとのことで、大事な健康を守るためにも、昨日の非行防止教室で教えていただいた3つの勇気

1.「近づかない」勇気 

2.「断る」勇気  

3.「相談する」勇気

が大切だということです。

 

※タバコなどは「ゲートウェイドラッグ」といわれるように、薬物使用の入り口になるとも言われています。