9月12日(火)、9月14日(木)、大池小学校と豊中市こども安心課と大阪弁護士会が連携して、弁護士による「いじめ予防出張授業」を6年と5年の8クラスで行いました。弁護士さん総勢8名が大池小学校に来校してくださいました。

弁護士は法律の専門家。法律家の視点からの人権感覚を教室内にいる子どもたちに気づいてもらいたい。「いじめ」の空気(「いじめ」は誰でも被害者になりうる、誰でも加害者になり得る、傍観しているだけでも人を傷つける可能性がある)を子どもたちが理解することをねらいとして実施しました。

今回、人権参観に合わせ、子どもたちと保護者の皆さんが一緒に「いじめ」について考える機会としたいと考え、日程調整がかなり難しかったのですが、企画いたしました。お子さんと保護者が一緒に弁護士による「いじめ予防出張授業」を受けるというのは、弁護士さんや豊中市こども安心課の職員の方も「初めてのことだ」と仰っていました。

当日はたくさん保護者の方に参観いただき、とても貴重な機会になりました。

保護者の皆様にいただいた感想の一部が、6年学年だより10月号に掲載されていたので紹介させていただきます。

 

保護者に皆様からの感想(一部)

・コップを使って「心に嫌な気持ちがたまっていく様子」を表現したところやそれが周りの人からは見えない所など、子どもたちにも分かりやすかったのではないかと感じました。親であっても子どもの心にどんな表情がどれくらいたまっているかは見えないということを考えさせられました。

・法律の面でも人権を説明してくださってわかりやすかったです。小学生でも先生からだけではなく、他の職業の方から話を聞かせてもらえるのはよい経験だと思いました。

・紙コップと水を使用した説明やロールプレイ手法がおもしろく、わかりやすく子どもに伝わっていることが感じられておもしろかったです。

・顔で笑って心でなくというのはだれしも経験があると思います。しかし、これでは自分の辛い気持ちは伝わりません。クラスでは「よくないわ~」という言葉を頻繁に耳にすると聞きました。心で泣く前に「今のよくないよ!」って皆がさらっと当たり前のように言える雰囲気が世の中全体に広がることを願います。