9月1日は「防災の日」です。1923年(大正12年)に発生した関東大震災が9月1日だったことから制定されました。

また、暦の上でも二百十日にあたり、台風が多い時期から「災害への備えを怠らないように」という戒めもこめられています。

今年も8月30日(水)~9月5日(火)が「防災週間」です。

近年、全国各地で線状降水帯による集中豪雨(記録的な大雨)や台風、地震等による災害が起きています。災害に対する備えを学校、家庭、地域で行っていかなければなりません。

大池校区の教訓は、千里川の氾濫です。千里川橋の近くには「破堤防禦義死山中石松之碑」と刻まれた石碑があります。1895年(明治28年)の大洪水でおよそ45mにわたって堤防が崩れました。村の人々は寺院の畳などを積み上げて防ごうとしましたが、若かった山中石松は、あやまって畳と一緒に流されてしまいました。命をかけて洪水から村の人や田畑を守ろうとした山中石松を弔う碑です。

山中石松の碑は、小学校3・4年生が使う社会科副読本『ゆたかなゆめある豊中』113ページに掲載されています。また、大池小学校50周年記念誌『大池』76ページなどにも掲載されています。

社会科等の学習では、学習指導要領が改訂され、自然災害や防災についての学習をより系統的に学んでいくようになりました。その中で、最近「マイ・タイムライン」について取りあげて学習を行うようになってきました。

「マイ・タイムライン」とは、洪水や台風などの災害時に「いつ何をするのか」「どこに避難するのか」などを、事前に整理しておく個人の防災行動計画です。

この度、豊中市が「マイ・タイムライン作成支援ツール」を公開しました。「マイ・タイムライン作成支援ツール」を使用すると、ご自宅や勤務先など調べたい地域の災害リスクを確認することができるため、簡単にマイ・タイムラインを作成することができるようです。

豊中市ホームページ「マイ・タイムライン作成支援ツールを使ってマイ・タイムラインを作成しましょう」(外部リンク)

市長メッセージ「マイ・タイムラインを作成してみましょう」(豊中市ホームページ・令和5年9月1日)(外部リンク)

是非、ご家庭でも万が一のための備えや行動について話題にしていただければと思っています。