セミの声がかなり減り、朝晩、秋の虫の鳴き声が聞こえてくるようになりました。少しずつ秋の気配が感じられるようになってきました。

しかし、日中はまだまだ日差しがきつく気温が高くなります。

今年度は全国的に平年よりも気温が高い日が続いており、児童の熱中症リスクが懸念されます。特に長い夏休み明けのこの時期は、子どもたちが暑さや運動等に体が慣れていない場合があり、熱中症事故の発生リスクが高い時期と考えられています。

そのことを踏まえ、次の点に留意して熱中症事故の防止に万全を期していきたいと考えています。

1.熱中症事故を防止するための環境の整備等について

  • 長期休業期間明け等、体がまだ暑さや運動等に慣れていない時期は、熱中症事故のリスクが高いことや、それほど高くない気温(25~30℃)でも湿度等その他の条件により発生していることを踏まえて、熱中症事故の防止のための適切な措置を講じていきます。
  • 活動の前や活動中に、必要に応じて暑さ指数(WBGT)を計測する等し、熱中症事故の危険度の把握に努めます。

2.各種活動実施に関する判断について

  • 熱中症警戒アラートの発表等の有無に係わらず、実際に活動する場所における熱中症の危険度を、暑さ指数等を活用して把握し、適切な熱中症予防を行うことに十分留意します。
  • 暑さ指数や熱中症警戒アラートに基づいて活動中止の判断に至らない場合においても、児童の様子をよく観察する等し、熱中症事故の防止に万全を期します。

3.児童への熱中症防止に関する指導について

  • 熱中症を防止するためにも、運動の前後や登下校時も含め、児童が自ら体調管理等を行うことができるよう、発達段階等を踏まえながら適切に指導します。保護者に対しても、熱中症対策についての情報提供を行う等、必要な連携を図ります。