12月27日 年の瀬にアルコール防止教室 未成年の飲酒は・・・(2年生)
教室:リモート配信中(写真1) |
飲酒のウソ・ホント(写真2) |
アルコール依存症になると(写真3) |
アルコール防止教室 新型コロナウイルスの感染拡大はおさまりつつありますが、学校教育活動は感染防止対策をして継続いたします。さて、年末年始は大人の社会ではお酒を飲む機会が増えます。未成年でもちょっとぐらいなら・・・。そこで年の瀬の12月15日、学校薬剤師の奥井先生をお招きし2年生でアルコール防止教室を実施しました(下写真)。A西教室から2年生の教室へLIVE配信です(写真1)。
10代のお酒 学校薬剤師と学ぶ飲酒のウソ・ホント 未成年の間はお酒を飲んでいけないのは自明の理である。法律で決まってるし。では、未成年者がどうして飲酒をしてはいけないのか?飲酒による身体への影響はあるのか?奥井先生は具体的に新聞記事などを使ってお話された。10代の飲酒は絶対にダメ!という強いメッセージを2年生の教室と心に届けてくださったのだ。
未成年のお酒 奥井先生のお話は・・・アルコール依存の本当の恐ろしさや飲酒を誘われたときの断り方など、幅広い内容のお話をしてくださった。10代のお酒は百害あって一利なし。アルコールがもたらす病気は咽頭がん、食道がん、アルコール性肝炎、肝硬変、肝臓がん、大腸がん、乳がん、脂質異常症、糖尿病、心臓病、急性アルコール中毒、アルコール依存症、うつ、認知症など多岐にわたる。10代が飲酒をしてはいけないのは、「① 法律で禁止されている(未成年者飲酒禁止法)」「② 成長期の体の発達に悪い影響を及ぼす」「③ 急性アルコール中毒の危険」「④ 第二次性徴への影響」「⑤ 15歳までにお酒を飲み始めると将来依存症になる確率が4倍に増える(写真3)」、など様々な理由をあげられた。未成年の飲酒はとても危険!むちゃな飲み方をしたり、事故やトラブルにつながりやすく、飲酒によって死を招くこともあるという事実を忘れてはいけない。
保健室の先生より 学校薬剤師の奥井先生からアルコールについて専門的な知識を学びました。事後アンケートの中には、「18歳で成人になるけれど、お酒を飲んでいいのは20歳からだということを知った」「アルコール体質検査をしてみたい」「20歳になってから飲むかもしれないけど、上手に付き合っていきたい」「1日のアルコール摂取量目安が以外と少ないことにびっくりした」などの意見があり、お話がしっかり聞けているなあと思いました。また質問もたくさんありました。
特に「ノンアルコールなら大丈夫なのか?」という質問が多く、奥井先生より「アルコール表示0%は、表示基準があって、小数点以下2桁は表示義務がありません。20歳以上を想定して作られた商品と記載もあります。20歳以下は飲まないでください。身体に害があるほど含まれていませんが、ノンアルコールから興味がアルコールに移り、お酒をくちにしていまう、ゲートウェイアルコールになると言われているので、ノンアルコール飲料も20歳になってからにしてください。」との回答もいただきました。年末年始、周りの大人がアルコールを飲む場面が増える時期かもしれませんが、アルコールが原因の事件や事故の当事者にならないように、10代の飲酒は絶対ダメ!!誘惑に負けないで、誘われても、はっきりした口調で”私は飲まない”と断わりましょう。
アルコール ちょとだけでも ダメ絶対
~10代のアルコール教育の充実~