9月17日 しゃべらず 英語の世界をひろげるPictogram (1年生英語 )
「命令文、ピクトグラム創って理解力をあげる」
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授業中は寝ない(写真1) |
水分補給(写真2) |
黙食(写真3) |
~英語科 Pictogram ~ 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急事態宣言が9月末まで延長されましたが、学校教育活動は感染防止対策をして継続いたします。さて、英語科では「話す」授業が新型コロナウイルス感染予防のためかなり制限されています。そこで、「黙って」かつ英語の「楽しさ」を追求する為、言葉の代わりに視覚的に意味を伝える「ピクトグラム作成」のミッションが、1年生に夏休みの課題として与えられていました。完成した作品の一部は、1年生の廊下に掲出しています(下写真)。
Pictogramとは ピクトグラムとは日本が発祥だ。言葉で説明しなくても情報が伝わることを目的に単純化された記号で、文字がなくても直感的に意味を理解できるように伝えるマークのことである。 現在のピクトグラムが広まったのは1964年の東京オリンピックである。アジアで初めて、しかもアルファベットを用いない国で初めて開催されるオリンピックだ。当時の日本人の英語力では外国人と十分なコミュニケーションをとれないだろうな。そこで、「誰が見てもわかるマークを作ろう!」作戦が展開されたのである。オリンピックで外国人観光客が迷わないよう、日本の家紋をアイデアに、お馴染みのトイレなど39種類のピクトグラムを完成させたのであった。
1年英語科 Pictogram作品 だがピクトグラムは一目瞭然ではなかった。今では世界中で見かける「トイレ」のピクトグラムは、「トイレ」と認識されるまでかなりの時間を要した。時が経ち東京オリンピック2020の開会式で話題を呼んだ「ピクトグラム50個の連続パフォーマンス」は、スポーツ種目が一目瞭然だったことは記憶に新しい。さて、今英語科は苦境に立つ。コロナウイルス感染予防のため、対面しての会話やペアワークは難しい。歯がゆい。しゃべってなんぼの英語の授業では、商売あがったりであった(商売はしていないが)。そこで、少しでも楽しく英語に親しんで欲しいとピクトグラムに目をつけたのである。命令文を学習したばかりの1年生に、「ピクトグラム」作成の課題を課した。ミッションは、「別紙に、あなたのオリジナルピクトグラムを考えよ。また、その意味を、命令文を使って英語で書こう」である。例:This pictogram shows 'Wear a mask'.(このピクトグラムは、マスクを着けよう)
This pictogram shows ’Don't sleep’.(授業中は寝ない 写真1)
This pictogram shows ’Stay hydrated’.(水分補給 写真2)
This pictogram shows ’Don't talk while eating’.(食べながらしゃべらない(黙食 写真3)
担当者「生徒達の発想は豊かで、ユニークなピクトグラムがたくさん生まれました。誰が見ても分かるマークを、という思いで、考えてほしいなと思って課題を出したのですが、期待以上の出来映えでした。早く自由に英語を話せる世の中が来ることを願ってます」
何思う ピクトグラムで 奮い立つ