7月29日 夏がく-る♪クールな「ティッシュBOX」デッサン講習会(美術部)
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美術部:7月テーマ「星」(写真1) | デッサン講習会予告(写真2) |
デッサン講習会実施中(写真3) |
新型コロナウイルスの動向や東京オリンピックの行方(メダル獲得の皆さんおめでとうございます)も気になるところですが、木に連なる蝉が一斉に鳴きたてる夏はまだまだ続きます。ミーンミーン見てや。見てやといえば美術部に持ち込まれた沢山のティッシュの箱です。美術部ではこの夏、恒例の美術館見学に行くことができません。代わりに、本日7月29日に「デッサン講習会」を開催しました(下写真)。その題材となったのがティッシュBOXでした。
美術部 美術部では毎月テーマを決めて絵を描いている。7月は「星(写真1)」、8月は「夏休み」だ。描いた作品は美術室前に展示している。また、ポスターを描いたり共同制作をしたり、校長先生や地域の方からの依頼を受けて絵を描くこともある。この夏休みは、「非行防止ポスター」や「情報モラルポスター」コンクールにも挑む予定である。結構コンクールでは入賞も果たしているクラブでもある。
美術部は、美術部なので夏休みに美術館見学へいく。一昨年は『国立国際美術館』へ行った。『抽象世界』展が開催されており、普段見たこともない大きく迫力のある作品を目の前にして・・・感動した。だが昨年今年とコロナ禍のため、美術館見学には行けなかった。美術室で作品作りに励む「夏」である。そんな中、7月29日午前中に、顧問による「デッサン講習会やるよ」が予告されたのであった(写真2)。
美術部「デッサン講習会」 お題はティッシュBOX
美術部員の中には、美術系の学校を目指す人もいる。その時に課される課題が「デッサン」である。デッサンとは、物体の形体、明暗などを平面に描画する美術の制作技法、過程、あるいは作品のことをいうのであるが、「デッサン力」があればどんなジャンルの作品を創るうえでも役に立つ。クオリティの高い作品を作る基礎がデッサンにあった。デッサンを繰り返すと「観察力」が身につく。陰影の強弱や構図のバランス、光のあたりかたがわかるようになってくる(参考:ウィキペディア)。
さて、今回の「デッサン講習会」のお題はティッシュBOXであった。立方体は単調であるがゆえにデッサンの題材にちょうど良い。保健室にたくさんあったので顧問の先生が保健室の先生にお願いして借りてきたのだ。講習会が始まった。部員は真剣そのもの。HBやB、2Bの鉛筆が重なり動く。3年生は箱からとびでたティッシュまで描く(写真3)。時折2人の顧問の先生がアドバイスをおくる。離れて全体を見てバランスをとってね。意識して形を整えて。光の当たっている方向にも気を配りましょう。〈明るい・中間・暗い〉3段階に分けて面毎に描くと平面に描かれた絵が立体的に見えるのだった。デッサンは一人で描くより複数で描く方が画力が伸びる。みんなで描いて出来た作品が前に並べられた。ここはこう。あそこはこう。他の作品を見て自分の作品の参考にする。美術部はチームプレーで画力を鍛える。美術部の活動はクールであった。
顧問「3年生はティッシュの柔らかい質感まで上手に描けていました。1年生は、授業で学んだ知識を活かしながら立体感を意識して描けていました。2時間があっという間に感じるほどの集中力でした」
夏クラブ 指に汗かき 箱をかき