9月15日 松のせん定到来 匠の「技」でスッキリし「松」(シルバーさん)
黒松:剪定道具(写真1) | 黒松:剪定中(写真2) |
黒松:剪定後スッキリし”松”(写真3) |
九中松原の剪定(せんてい)・・ 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急事態宣言が9月末まで延長されようとしていますが、学校教育活動は感染防止対策をして継続いたします。さて、第52回体育大会は新型コロナウイルスの影響を受け、学年別に10月19日~21日に変更いたしましたが、九中に生える黒松さんのせん定は変更いたしません。黒松さんの散髪です。PTA施設委員会が豊中シルバー人材センターの植木屋さんにお願いし、昨日から2日間かけて松のせん定をおこなってくださいました。
植木職人「匠」の技シルバーさん
シルバー人材センターとは、自主・自立・共働・共助の理念にたって、全国自治体ごとに設立された公益法人である。高齢社会を迎えた今日、定年退職後等においても社会参加や健康維持、生きがいの充実のため仕事を希望する高齢者のため、地域社会との連携・協力により、こうした高年齢者を会員とし、その知識・経験・能力を生かし・・・、会員の経験・技能に応じた仕事の提供調整を行う機関である(豊中市シルバー人材センターHPより)。
そこで、植木職人さんの技能を持たれるシルバーさんの方にお願いし、黒松さんのせん定に来ていただいたのだった。ブルーのヘルメットにカッパを着込んだシルバーさん、「匠」の出番です。初日は雨がしとしと降る中、職人さんたち7名が来られ、朝早くから、九中松原のせん定をしてくださったのだ(左上写真)。さすがに専門家の方はひと味違う。
スッキリ 九中松原
日本3大松原といえば、一般的には、三保の松原、気比の松原、虹の松原の3つを指す。4番目といえば・・豊中市立第九中学校通用門入った両脇にある九中松原だろう、と一部の九中関係者の間では人口に膾炙している。だが、九中松原は、長い間、散髪をしていなかった。これでは、せっかくの景観がもったいない。爽快で親しみやすい松にスカット、カットしてもらおうというのが、今回のミッションである。ブルーのヘルメットがトレードマークのシルバーさん7名が初日は築山周辺の黒松を、今日は斜度30度に立つ松原に挑んでいただいた。斜面に脚立を立てるのは難しいのだが、シルバーさん達は安全を意識して臆することなく松に脚立を立てかけた。するすると脚立を登りせん定ばさみを持ってしゃきしゃきと切り始める。達人は道具を使い分ける。松専用せん定ばさみや通称ペリカン(先がペリカンに似ている 写真1)だ。今後の可能性のある小さな芽をななめに残し後はばっさりといく(写真2)。ここを素人がすると"ザンギリ松"となってしまうから要注意だ。熱中症予防に水分補給もかかさない。九中には自販機がある。お昼休みにどうぞ。築山を中心に校内にある松が目にも鮮やかにせん定された(写真3)。これでさわやかに体育大会を迎えられる。ああ松原や 松原や。
代表者「シルバーになり、研修を受け新しい仕事に挑戦し九中にせん定に来させていただくのを楽しみにしています。松がより生き生きと成長するためのせん定を心がけていますので、今後ともよろしくお願いします。」
せん定後 グランドも待つ 映える松