授業見学  授業見学3

 図書館見学

評議員さん 授業参観(写真1) 

評議員さん iPad授業参観 (写真2)  評議員さん 図書館見学 (写真3) 

 開かれた第九中学校を目指し、第1回学校評議員会を先週の水曜日に校長室で開催しました。学校評議員会は、保護者や地域の方のご意見を学校運営に反映させることにより、開かれた学校づくりを進めるために設置されています。6名の評議員の皆さまに、ふだんどおり主体的に授業に参加する九中生の様子を参観していただきました(下写真)。その後の学校評議員会では、授業の感想や学校運営に関するご意見をいただきました。学校評議員会

 学校評議員制度 

 学校評議員制度は平成12年1月の学校教育法施行規則の改正により、地域住民の学校運営への参画の仕組みを制度的に位置付けるものとして導入された。豊中市学校評議員会設置要項の趣旨によると、「学校においては、自主性・自律性を高め、地域や社会に開かれた学校づくりを一層推進する必要がある。さらに、児童生徒の生活の場、育ちの場である家庭や地域と連携・協力しながら、特色ある教育活動の展開が求められている。そのための保護者や地域住民に対する開かれた学校運営の確立とネットワークの形成が、今日の学校改革の中心的課題である。学校評議員会は、保護者や地域住民の意向を把握し、学校運営に反映させることにより、開かれた学校づくりを進めるために設置するものである・・・。」と明記されている。学校評議員は九中を支えてくださる地域の方に校長がお願いし教育委員会が委嘱する。学校評議員の皆さまからは、学校運営や教育活動について多様な意見をいただき学校支援の輪を拡大していくものである。そこで、授業をご覧いただいた後第1回評議委員会を開催したのであった。その中で教育の情報化についてのご意見をお願いしました。耳にタコができていい※至言をいくつもいただき、ありがとうございました。 ※至言(しげん) 真実をきわめて適切に言い当てたことば

 授業参観 まずは学校評議員の皆さま、1年生の授業をどうぞ。英語、国語、理科、社会・・・大型モニターに図やパワーポイントが映しだされ授業が展開されている。社会科の授業では担当者が(懐から)カップラーメンと洗剤の実物を出していた。「この商品の原材料を見るとパーム油が使われている。パーム油とは・・・」インドネシアの農業の説明であった。評議員さんは足をとめ、「言葉だけの説明より実物を見せることで説得力がましますね」。英語の授業は、1人一台タブレットで盛りあがっている(写真1)。「楽しそうでいいですね」。 2年生の授業は書道、数学、音楽をご覧いただいた。「書道、書く授業を大切にしてください」。 3年生の国語では一人一台タブレットを活用した授業をじっくりと見ていただく(写真2)。俳句調べの授業だった。生徒達は俳句について役割分担をし、教科担当者が示したテーマに沿って調べ、スカイメニュークラウドの発表ノートにまとめる授業だった。わかる授業からできる授業を目指す。また九中自慢の図書館に立ち寄った(写真3)。学校司書による図書館運営の説明にも十二分に関心を持たれ、感心していただいた。

 評議委員会 教育の情報化に関わって「生徒達がタブレットを操作をし、自分で作品を作るのは素晴らしいことです。ただネットで調べた内容をそのままコピーし貼り付けていませんか?苦労せずに情報が得られるのは便利な反面、「自分の考え」はどうなんや?ということが気がかりです」「ネットの情報がすべて正しいと思い込んだりすることも心配です」「子どもがテレビをみなくなった(テレビが親子共通の話題は過去のもの)。晩ご飯を食べたらすぐ自分の部屋に行く。スマホを触って何をしているかわからない。そういう状況なんとかなりませんか」「タブレットやICTを使った授業も大切ですが、中学校の間に基礎的な書く能力をしっかりと育てて欲しい」

評議員のみなさま ありがとうございました。