活躍 草刈り機   草刈り  活躍 熱中症対策自販機

活躍:除草せん定中(写真1)  

 活躍:除草せん定後(写真2) 

活躍:熱中症対策自販機(写真3) 

 夏休み・・・豊中市立第九中学校    新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大阪府に4度目の緊急事態宣言が発令されました。夏休み中のクラブ活動は感染防止対策を徹底して継続いたします。さて、東京オリンピックの行方(メダル獲得の皆さんおめでとうございます)も気になるところですが、木に連なる蝉が一斉に鳴きたてミーンミーン見てやの先も気になります。見てやの先といえば7月29日のA棟横急斜面です。ふだん、せん定は定期的に用務員さんがおこなってくださっているのですが、九中は樹木が多く、外周やA棟の急斜面、C棟裏のフェンス沿いはかなりの手強さがあります。そこで、普段なかなかお手入れができない樹木のせん定と除草作業を豊中市が専門家に依頼したのです。除草 せん定作業

 29日 除草せん定作業 

 29日(木)運動場でテニス部やハンド部、サッカー部等が部活で汗を流していた頃、A棟とB棟の間では造園業者の方が汗を流しておられた。それも1人ではない。4人の方が草刈り機をぐぃーんぐぃーんと言わせているのだ。この場所は、ほぼ40度の急斜面に雑草が水木しげる、生い茂る。40度の斜面となるとふつうは立っていられない。いったんこけたら最後、下まで転げ落ちるほどの坂が40度なのだ。手強い。発熱でも40度はきつい。だから普段なかなかお手入れができないこの場所をなんとかしようと、造園業者の方々が駆けつけてくれたのだった。気温も四捨五入すれば40度になろうかというほど暑い。暑いがヘルメットにマスク、長袖、長ズボン、手にはゴム手袋と完全防備はかかさない。安全対策を施し危険な急斜面に向かった。

 専門家が斜面に立つ。草刈り機を持ちぐぃっと踏ん張る(写真1)。腰を落とす。強靱な足腰じゃないとこの姿勢はかなりきつそうだが、専門家は違う。草刈り機がうなり声をあげるとともに雑草が舞う。刈られた草は熊手で、さっとかき集められる。数時間後40度の斜面はスポーツ刈りとなっていた。あーすっきり(写真2)。作業途中、隊長は熱中症対策自販機に向かった。商品を見渡してスポーツドリンクのボタンを押した(写真3)。人数分を購入し熱中症予防に資する。

 30日 除草せん定作業

 翌30日(金)も除草作業は続く。作業工程のボードが道路脇におかれた(左上写真)。これは、学校でいえば授業における「今日の目標」にあたる。何をされているか一目瞭然!!目的は安全対策だ。助走はしないがよーいどんで”除草”開始だ。通用門から外周外側を一気呵成とせん定する。肩掛け式の草刈り機がぐぃーんと大きなうなり声をあげた。ぐぃっと踏ん張る。腰を落とす。雑草が舞う。刈られて一面見栄えが良くなった。昨日と一緒だ。専門家の所作はいつも変わらない。刈られた草が熊手で集められた。見通しの悪かった場所が、あーすっきり。※一気呵成(いっきかせい) 勢いよく物事を成し遂げること。

 造園業者隊長「体調には気をつけて作業をおこなっていますがここ数年の夏の暑さはたまりません。10時、12時、3時と休憩をとりますが必要に応じて水分補給をおこないます。怪我がないのはもちろんですが、熱中症にならないよう、お互いの健康観察もかかせません。熱中症予防の自販機が校内にあるのは、ありがたいですね」

緑あふれる九中も、お手入れしてこそ。専門家の皆さんありがとうございました。

夏がクール 安全とともに 刈る匠