千里ニュータウンの歴史を紐解く(小中一貫に向けて)
豊中市教育委員会の小中一貫の担当課と、教職員の担当、そして今回は千里の町の歴史を長年に渡り研究・調査されているディスカバー千里の方々をお招きして、小中9年間の地域学習について交流しました。
古くは80万年前の地殻変動による千里丘陵形成から始まり、八世紀の平安時代には千里丘陵が万葉集に詠まれ、1965年には日本一の人口を誇るニュータウンとなり…などなど、その歴史は脈々とつながっての今があり、発展と衰退、そして再興と時の経過と共に変化しながら現在に至っています。
その千里ニュータウンの歴史を小中9年間を通して学ぶことで、自分の住む町の特色や歴史を語れる子どもたちを育みたいと考えています。これまでも北丘・東丘・八中はそれぞれ様々な学習や取組を行ってきましたが、小中一貫の学園制になることをきっかけに地域学習をより一層推進したいと思います。
私は知りたて習いたての言葉をすぐ使うのですが、『CIVIC PRIDE』という表現があります。これは地元愛とか郷土愛とは一線を画し、自分自身がかかわって地域を良くしていこうとする当事者意識に基づいたものです。ニュータウン時代を知らない世代やその後に転居等で来られた方々が、十分主語になって考えていけるものでもあると思います。
これは、ディスカバー千里さんの活動の趣旨・方向性とも重なるところでもあるので、どんな学びが構築されていくのか楽しみにしながら、今後も協働・協同して子どもたちの学習を進めていきたいと思います。
登録日: 2024年4月26日 /
更新日: 2024年8月27日