5年生の教室では、授業の始まりに「計算タイム」を行っています。短い時間の中で、自分の記録を更新しようと一人ひとりが真剣に取り組み、気持ちが一気に算数モードに切り替わっていました。子どもたちの集中した表情からは、「がんばろう」という意欲が伝わってきます。
この日の学習は「分数の繰り下がり」。複雑な計算が必要となる単元ですが、子どもたちは積極的に発表したり、解き方を工夫して伝え合ったりしていました。中には、早く終わった子が友達のところへ行き、優しく説明をして助ける姿も見られました。
教室の中には、分からないことに挑戦しようとする気持ちや、友達と一緒に学びを深めようとする雰囲気があふれていました。協力し合いながら学ぶ姿は、算数の力だけでなく、人と関わる力の育ちを感じさせてくれます。