今日は1年生が、校区にある「中世荘官 今西氏屋敷」を豊中市教育委員会文化財保護係の方の解説のもと見学させていただきました。

 「南郷目代 今西氏屋敷」とは、吹田市から豊中市にかけて存在した萱野郷(箕面市萱野)、桜井郷(豊中市桜井谷)、原田郷(豊中市原田)、榎坂郷(豊中市穂積・服部~吹田市江坂)の4つの郷からなる豊中市最大の荘園(12世紀末に摂関家から奈良春日大社に寄進された)「垂水西牧榎坂郷」を管理するために、奈良春日大社から着任した荘官(目代)である今西氏の屋敷です。

 もとは敷地内にある南郷春日神社として建立されたものが、時代とともに居館化して16世紀後半(戦国時代末期)最盛期を迎えたそうです。

 この見学の中で、「東さん溝」、「今西氏と明智光秀との関係」、「江戸時代この周辺を治めた飯野藩」の話など、興味の尽きない話を教えてくださいました。

  この十二中校区に、いままで気づかなかった古い歴史があることを改めて知りました。1年生は荘園についてはすでに、社会科歴史分野で履修済みのことでもあり、教科書で学んだ歴史が、より身近になったことと思います。そして校区の歴史を再発見することができました。

ありがとうございました。