大池っ子の声が、まちづくりに生かされました

昨年10月の全校集会で、豊中市役所の方に「自分の意見や気持ちを聴いてもらいたい」という子どもを募集しました。
その呼びかけに、当時6年生だった2名の子どもたちが「聴いてほしい」と手を挙げました。
そこで、豊中市こども政策課につなぎ、11月に「出張ヒアリング」が行われました。
ヒアリングでは、性の多様性や公共トイレ、中学校の制服にかかる費用、豊中駅の図書サービスポイント、公共図書館や学校図書館の本、公園、道路、駅前の建物など、さまざまなことについて話しました。
「こんなふうになったら、もっといいのに」
「もっとみんなが利用しやすくなったらいい」
自分たちが暮らす豊中のまちを見つめ、日頃感じていることや願いを、自分の言葉で伝えました。
そして、そのときの二人の意見の一部が、実際のまちづくりに生かされました。
二人が伝えたのは、阪急豊中駅の北側にある「豊中駅図書サービスポイント」についてです。
読書が好きな二人は、このサービスポイントをよく利用していました。一方で、「駅の北側にあることを、みんなはあまり知らないのではないか。もっと分かりやすく表示したら、利用しやすくなるのではないか」と考えました。
この意見を受け、豊中市の読書振興課や図書館のスタッフが話し合い、阪急電鉄とも協議。
その結果、阪急豊中駅の案内板に「豊中駅図書サービスポイント」の表示が追加され、さらに、サービスポイントでできることを紹介するポスターの掲示や、市ホームページの案内も見直されました。
子どもが「こうなったらいいな」と伝えたことが、実際のまちの変化につながったのです。
また、この取組は、「こどもすこやか育みプラン・とよなか(令和7年度事業実施報告書)」17ページにも、こどもの意見を反映した事例として紹介されています。
子どもたちの声が聴かれ、そして、その声が実際の取組につながったことが、記録としても残されたことをうれしく思います。
そして今、二人は大池小学校を卒業し、中学1年生になっています。
小学校を卒業しても、大池小学校で伝えた二人の声が、豊中のまちづくりの一部になっています。
子どもたちの声を丁寧に聴き、実際の施策につなげてくださった豊中市の皆さまに、改めて感謝したいと思います。
そして何よりうれしいのは、二人が「自分たちの住んでいるまちを、もっとよくしたい」と考え、自分の言葉で伝えたことです。
「もっと知りたい」
「どうしてだろう」
「こうなったらいいな」
そんな子どもたちの気づきや願いは、教室の中だけで終わるものではありません。
自分の暮らすまちに目を向け、考え、声を届ける。
その声が誰かに受け止められ、まちが少し変わっていく。
二人の「聴いてほしい」という一歩が、そのことを教えてくれました。
大池小学校を巣立った二人が、これからも自分のまちや社会に目を向け、自分なりの「こうしたい」「こうなったらいいな」を大切にしてくれることを願っています。


こどもすこやか育みプラン・とよなか「令和7年度事業実施報告書」 (豊中市ホームページへリンク)

