点字 桃太郎 点字を打つ 点字 3年1組
点字:「桃太郎」(写真1) 点字:定規を使ってうつ(写真2) 点字:3年1組(写真3)

  先週から日本上空に寒気が流れ込み寒波が襲来しました。さて、先週26日3年生は、温かさ来襲「障がい者理解教育」です。ボランティア団体点字サークル「つくしんぼ」の講師をされている三上先生をお招きして、人権出前授業「点字体験」をおこなっていただきました(下写真)。

障がい者理解教育 つくしんぼさん にしおかのご近所にある千里公民館のボランティア団体に「つくしんぼ」さんがある。「つくしんぼ」さんは、目の不自由な人のために点字を作成したり講師派遣をされている。3年生は身近なボランティアを知ることで、支え合う大切さを学ぶ。「見えない世界」ってどんな世界なんだろう。不便だろうな?ということは感覚でわかっていてもそれは見えない人にしかわからない。実際に視覚に障がいのある方のお話を聞くことで、その理解は深まるはず。目が見えない人のコミュニケーションツールが「点字」だ。3年生は三上先生から点字を教わった。

 点字体験 文字をうつ  1限は多目的室で3年生全体に目が見えないことについてお話をしてくださった。マシンガントークと温かトークで3年生を引き込む。手の感覚で文字を感じるのが点字である。点字本「桃太郎」をあっという間に読み終えた(写真1)。3年生は拍手と「へー」「すごい」で応える。この本にはたくさんの出っ張りがあるのを知った。タンデムという二人乗りの自転車で後ろに乗り、琵琶湖一周とか自宅から淡路島まで行かれたことも知る。3年生は拍手と「へー」「すごい」で応える。質問コーナーだ。「食事はどうやって食べるんですか?」「運動会はどうしてたんですか?」「白杖はどこで売ってるんですか?」「一番大変なことは何ですか?」笑いとペーソスを交え三上先生は答えられ、障がい者理解を深める。三上先生「私は不幸じゃないです。不便をしてるだけ。みんなが手伝ってくれたら不便は便利に変わります」。2限からは各クラスで点字体験をおこなう。楽しく点字をつくるのが三上先生のモットーである。ルールをひととおり学んだ後は即実践だ。点字一覧表と点字定規が配られた。定規に紙をはさむ。ひとつの箱の中に点をうつ。点字は右から横に書く(うつ)。自分の名前をうつ(写真2)。うったら先生に確認してもらう。先生は次から次へと名前を読み上げていった。正解!実際に点字をうってみて点字を身近に感じる。最後、三上先生には学級名の点字をうっていただいた(写真3)。教室の入り口に貼っておこう。

 冬来たり あったかトークで 点字知る